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血ダマリ美青年の狂気愛
第2章 未知の快楽
彼女の " 恐怖 " がわからないという青年は、不服そうなわけではなくて、むしろ嬉しそうだった。
興味が尽きないといった様子で彼女を弄んでいる。
「これも?怖いか?」
長い指をくの字に曲げて、媚壁の入口でクチュクチュと動かす。
「ひゃあっ…//」
「……ここは?」
「あ!あっ…あっ…!」
「ふっ…どこ責めても同じだな…。泣いて、叫んで、感じている」
少しずつ場所を移動しながら官能を探る指は、少女をじわじわと追い詰めた。
あらわな肌がうち震え…じっとりと汗が浮かび上がる。
目尻を歪めて首を振り乱し、不自由な体勢で、少女の両手は相手の腕を掴んだ。
振りほどく力はもちろん無い。
ならばと、腰を浮かせて逃れようとすると、ますます深く突き入れられた。
「ああっ…ああっ…ああー!」
泣きどころを探り当てた指が、彼女の腰が跳ね上がるのを確認して、そこを重点的に責めてくる。
心臓まで一緒に跳ねたらしい。止まりそうになった息をなんとか吐き出すと、同時に身体の芯で増幅した熱が、さらに大量の汗と淫液に変わってジュワリと滲み出た。
浮いた細腰が下りてこなくなる。
青年の指がえぐっているところには凶悪な快楽の種が潜んでいて、続けざまに擦られると少しも声を我慢できない。
どうしたらいいのか…何もわからない。
「はぁぁ…//……あ、つ…!熱、い……やああ」
しかも確実にその快楽は、自分の中に 溜まっている 気がした。
どくどくと注ぎ込まれ…蓄積されていく。
そして熱くふくらんでいた。
ふくらんで…ふくらんで…弾けようとしている。
熱を逃がそうと身をよじっても、中で蠢く指は一度とらえた弱点を見失わず、そこばかりを的確に擦り上げてくる。
だから、悲鳴をあげるぐらいしか彼女にできることはなかった。
うっとりと魅入っている相手の様子にも気付かずに…
従順に喘ぐことしか許されなかった。