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血ダマリ美青年の狂気愛
第2章 未知の快楽


苦しい……!


許して……!


許して、許して……!!


「…ッッ─いや…ああっ…ああっ…」


媚壁をくすぐるように責められると、厭らしい粘液の音がとめどなく溢れて止まらない。

無理やり教えこまれる快感は足のつま先…指の先までを痺れさせている。

振り乱している腰が、はたして快感から逃げようとしているのか…彼の指を追いかけているのか判断つかなかった。

少女は無我夢中に青年の腕にしがみつき、胸のふくらみを押し当ててしまっていた。


ドクッ

ドクッ

ドクッ...!


心臓が警鐘を鳴らす。


追い立ててくる。その先を何も知らない少女を…。


「はぁっ…はぁっ…はぁっ…//…や…やだ……!」


「……イケよ?」


「あ…ッッ」


低い声で鼓膜を震わされた瞬間、せめてと抗っていた理性の糸がプツリと切れる。

汗に濡れた背中をそらし、小さな乳房を揺らして天井を仰いだ。


「んんっ…んああーー!」


真っ白い波に襲われて──塗り替えられる意識。

…少女はイッてしまった。

見知らぬ殺人鬼の手で、絶頂を味わわされたのだ。



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