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年下のカレ
第1章 はじまり
〜告白〜
デザートも食べ終えた後…

「ねぇ、青山くん。正直に答えて…この前の飲み会で、付き合うなら私がいいって…あれって…本気だったの?それとも、気を遣っただけ?」

突然のストレートな質問に対して、カレは一瞬驚いた表情になったが、すぐに顔を赤らめながら私の方を真っ直ぐ見て、こう答えました。

「はい!本気です!村崎さんってキレイだなって、いつも思ってるので!」

嬉しくて心臓が張り裂けそうになりながら、話を続けていく…

「それって、私のことを『女』として見てくれてるってことなの?」

「はい!」

「そう…ありがとうね。私も正直に話すと、青山くんにそう思ってもらえてたら嬉しいなって、思ってたの…」

「えっ?」

「私もね…青山くんのことを『異性』として意識しちゃってるみたいなの…ううん…はっきり言わなきゃだね…私ね、青山くんが好きみたいなの…」

そう言うや否や、カレは体を乗り出す勢いで…

「俺も!俺も村崎さんのこと…!」

私にとってこの上なく嬉しいことを言ってくれようとしているカレを、私は止めた…

「待って!最後まで聞いて…私は青山くんのことが好き…けどこれは、私の気持ちを伝えたまで、伝えずにはいられなかっただけ…けどもし…もしもの話なんだけど…青山くんも、同じ気持ちが少しでもあったらの話なんだけど…改めて確認しておくわね。私は、46歳のおばさん、職場では上司、そして結婚もしてる。そのことをよ〜く考えてほしいの…」

少し重く静かな時間が流れる…カレも何も言おうとしない…

「ごめんね…最後にこんなわけわかんないこと言っちゃって…帰ろう…先に行って、お会計済ませて…」

伝票を取ろうとする手に、カレの手が伸びてきてギュッと掴まれる…

「村崎さん!ちゃんと考えました!…俺、村崎さんのことが好きです!だから俺と付き合ってください!」

人は、あまりにも嬉しすぎると涙がこぼれることを知った…涙を拭きながら私は答える…

「ばかっ…じゃあ…こっちにきて抱きしめて…」
 「はい」カレは黙って移動し、私を抱きしめた…

「好きって、もう一度言って…」
 「大好きです」

「キスして…」カレに顔を向ける私…
 「はい」…思ったよりカレの唇は柔らかかった…

「最後にもう1つだけいい?」
 「もちろん大丈夫です!なんですか?」

「私と…エッチして…」
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