この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君とメメント・モリ
第22章 終章
翼は時折、自分の姿が見えているのかと思い、凛の名前を呼んでみたことが何度もあった。けれども凛が気づくはずはない。

翼はあれからずっと、魂を入れる器を与えられることはなかったのだから。

死ぬはずの人間を助けた罰として、翼は人間にされ、人間として死んでからも、死神の役職ははく奪されたままだった。

人間の死に立ち会うことができないということは、この人間の世界で実態を持って活動することはできないということだった。

つまり翼は謹慎期間の五十年間、魂の受け皿を与えられず、死神の世界と人間の世界をひたすら漂いつづけてきたのだ。
/294ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ