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君とメメント・モリ
第7章 なぜ凛は死のうとしたのか
「大学時代の彼を奪われたこともありました。でも一番悔しいのは、仕事を奪われたことです」

「仕事?詳しく話してみろ」

凛は息を吸った。これまで誰にも打ち明けることができずにいた社内での出来事を、凛は話し始めた。まるで胸のつかえが取れたように、堰を切って言葉が溢れ出した。
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