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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第9章 湯の花温泉

慌てて…一花が
直哉が適当に脱ぎ捨ててしまった
その羽織を回収して。
綺麗に…畳むと…、
用意されていたたとう紙に納めた。

直哉がドンドン脱いで行くので
一花も畳に脱ぎ捨てられた
直哉の抜け殻を回収して
畳んでたとう紙に納めて行く。

『一花ちゃんも…振袖、脱ごな…。
俺が脱がしたる…言うとったやろ?』

自分が脱ぐのも早かったけど…、
着物の女性を脱がすのも
かなり…慣れておられる…ので。

あっという間に…振袖は
脱がされて襦袢だけにされてしまう。

『ああ、これ…忘れとったわ』

こっちに履かせていた
オモチャ付きのショーツの存在を
襦袢を肌蹴させて気が付いたらしく。

『風呂…入る前に…ちょっと
遊んでから…に…しょーか?』

畳の上に…身体を倒されて、
上から…旅館の浴衣姿の
直哉様が嬉しそうな顔で
こちらの方を見下ろして居て。

顔が…近付いて来て
キスをされる…予感を感じて
一花が自分の瞼を閉じると。

自分の…唇に…
直哉の唇が…当たって
押し付けられる感覚を感じる…。

「んっ……」

今…キス…してる……んだ…。

キス…して貰うと…頭が…

ふわふわして…来て…気持ちいい…。

グイっと…ショーツの上から
オモチャを押し付けられて
そのままアソコの入口と
クリトリスを押し付けたオモチャで
グリグリと刺激されてしまう。

「んあぁ…あっ…、んっ…
キス…しながら…は…っ…、あぁあんッ」

キス……しながら…、
別の場所…触られてしまうと…。
自分でも…ビックリするほど
身体が…気持ち良くなり過ぎてしまう。

ブブブブッ…ブブブブッ…

オモチャのスイッチをオンにされて
振動するオモチャを押し付けられる。

ビクビクっと身体が跳ねて、
気持ちいいが…一気に膨れ上がる。

「んやぁあっ…んんっ…あぁあんッ…」

『ああ…そうや…。
すっかり忘れてしもとったけど。
…コレ…買った時に
一緒に買うた…ええもんがあんねん』



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