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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第10章 京都水族館

オモチャはポケットの中に
格納するんじゃなくて
マグネット固定するタイプだから、

どんな下着でも付けられんでとは…
嬉しそうに…何枚も
畳の上にショーツを広げながら
朝に直哉様が言っていたのだけども…。

昨日は…数百万…
もしかしたら1千万とか
そんなお値段がしそうな振袖だったけど。

今日は楽な恰好って言っていた通りに
私が着ている着物も
お家でお洗濯ができる
小紋のカジュアルな着物で。

昨日は…色紋付で…窮屈だと
不満を言っていた直哉自身も
かなりラフな格好をしている。

「な…直哉様…、当たっ…て…ッ」

『男のここなんて、すぐ勃つもんやって。
風が吹いても勃つ言うやろ?』

風が吹いたら…桶屋が儲かる…なんじゃ?

ブブブッ…っとオモチャの
スイッチをオンにされてしまって。

「やっ…誰か…来たらッ…」

『こうしとったら、
イチャイチャしながら
アザラシ見とる
カップルにしか見えへんって』

そう言いながらグリグリと
お尻の間に勃起した
自分の陰茎を押し付けて来て。

こんな…所で…こんな事って
気持ち良く…なっちゃダメって
そんな風に思って意識しても…、
ブブブッてオモチャが
振動してる音が…漏れてるから。
音…が…聞こえちゃう…っ…。
色んな事が頭の中でぐるぐるして
身体を硬くしてしまって居ると。

『ほんま…一花ちゃんは
可愛いなぁ…、ここに居る…人等は
だぁーれも…、皆魚ばっか
見とって、俺達が…こんなとこで
すけべぇな遊びしとるなんて、
知らへんもんなぁ?』

「やっ、や…んんっ…」

この遊びには…付き合わされている
とは言え…ど、知らない人から見れば
こんな所でとんでもプレイしてる
…えっちな人達…でしか…ない…し。

『さて…、もうアザラシも
堪能したし、次…行こか…』

そう言って次に向かった先には…。

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