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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第12章 嵐山

その次に…案内されたのは
テレビのCMとかでも
良く目にする京都と言えばの
景観である竹林の小径だった。

人力車で巡れる場所もあって、
俥夫さんが竹林をバックに
記念撮影をしてくれる。

記念撮影をしながら竹林を進んで
竹林の中に佇む
野宮神社に案内された。

『一花ちゃん、
この神社パッと見て
なんか普通の神社と違うとこあらへん?』

そう野宮神社の入口で
直哉様が私に尋ねて来て
神社を外から見ていると。

「鳥居が…黒い?」

『今では朱塗りの鳥居が一般的ですが、
元々の鳥居は…この様な、木の皮が
ついたままの黒木の鳥居だったんです』

『今じゃ…黒木の鳥居見れんのは
この野宮神社だけやねんで』

形状や保存の難しさ
材料であるくぬぎの原木が
入手困難になった事もあり、
今では黒木の鳥居は日本でも
ここだけの物なのだそうだ。

珍しい黒木の鳥居の前で
記念撮影をして貰って
参拝をしてる間
前で待って居てくれるそうで。
直哉様と2人で野宮神社を参拝した。

野宮神社の中には
亀みたいな形をした岩や、
絨毯の様な苔のお庭があって。

野宮神社の参拝を済ませた後は
人力車に揺られて、
松尾芭蕉と縁のある
落柿舎と二尊院に案内して貰って。
二尊院を拝観した後は、
また渡月橋まで戻って来る。
元の場所に戻って来たので
人力車から降りるのかと思って居たら。

そのまま渡月橋の所を過ぎて、
川沿いを移動して行く。

川に屋形船が
並んでいるのが見えて来て。
どうやら…屋形船の乗船所の様だった。

すぐお隣さんは…保津川下りで
亀岡を出発した船が到着する
船着き場になっている。

保津川下りは…自然の美しさと
スリルを一緒に味わう…
トロッコ列車と並んで
王道の観光…2強感がするが…。

『亀岡から船でここまで下るやん?
お客さんもあっこで降りるやんか、
その後ってどないなっとる思う?』

保津川下りは有名で、
昔両親と乗った経験があるけど
そんな事…考えた事無かった…。

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