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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第12章 嵐山

本物の玉子の殻を使って居る
エッグオルゴールや、
宝石箱にもなるピアノ型のオルゴール。

メリーゴーランドの形も
良くあるけど…。

「凄い…こんなにも種類が沢山…」

デフォルメされた
ファンシーなメリーゴーランドに、
リアルなメリーゴーランド
屋根の色も様々だ。

京都らしいちりめんや
和紙を使った、和風の物もあって
見ているだけでも、ワクワクして来る。

直哉様の方を見ると
気になる商品があったのか、
レジで何かを購入している様で。
……誰かに…プレゼントかな…と
そんな風に思うと…、
あの鴨川沿いの料亭で
直哉様に紅を強請っていた…
あの舞妓さんの…顔が…浮かんで来る。

『一花ちゃんは、
どれか…自分が好きそうな、
欲しいモンありそうなん?』

そうこちらに買い物を
済ませた直哉が声を掛けて来て。
いいえ…と一花が
自分の首を横に振った。
これが欲しいと言えば…
買ってくれそうな雰囲気だったが…。

そのままオルゴール博物館を
後にして、元来た道を戻って行く。

しばらく歩いた辺りで、
直哉様が私に声を掛けて来て。

『ホンマに何も要らへんかったん?
何も買わへんで良かったんかいな。
色々あったし、俺に遠慮して
要らん言うたんやない?』

「大丈夫…です…、
色々なオルゴールがあるなって
眺めていただけですので…」

『まぁ…せやったら…良いんやけど…』

「あの…まだ…時間ありますか?」

あるお店の前で一花が
足を止めると、その店を指差した。

「ちょっと…ここに入りたいのですが…」

『りらっくま茶房…』

茶房…と言うぐらいなので、
和…テイストのメニューと。
併設されているショップでは
限定グッツを購入する事が出来る。

りらっくまの…ショップを
ちょっと覗かせて貰って、
色々あるグッツを眺めていたら。

『これええんとちゃう?』

そう言って直哉が
一花に特大の
リラックマのぬいぐるみを見せて来る。

「いや…大きすぎます…から…」

『ええやん、大きい方がええって
大は小を兼ねるんやで?』


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