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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第12章 嵐山

射精を終えた直哉様のモノを
丁寧にお掃除フェラをしていると。
そんな風に直哉様が言って来て。

今日の直哉様は…こう…
なんか違和感があると言うか…、
いつもと…違うなって感じる…。

「あの…直哉様…。何か…
おありに…なられたのですか?」

『俺も…ええ歳なりよるしな…ぁ…、
そろそろ結婚して、お前も身ぃ
固めぇ固めぇ…パパが五月蠅いねん。
男なんて、チンコ硬かったら
それでええねん。頭まで
ガチガチに固うなってしもとるんやて』

と…不機嫌そうにしながら
不満を漏らしていたのだが…。
こっちの方を…じぃっと
穴が開きそうなほど見つめて来て。

『一花ちゃんはさぁ…
俺が…他所の女と結婚するって
言うたら…どないなん?嫌なん?』

「わ、…私は…直哉様に…
身柄を…委ねられている者…でしか
ございません…ので。
私は…私の主である…直哉様の
ご意思に従うまでに…あります…」

『何や、おもんない返事やなぁ。
…そろそろ俺の事好きになって
しもとるか思とったねんけどなぁ…』

そうつまらなさそうに言って来るが
自分の立場上…そう答えただけで。

私は…直哉様に
そう言った感情を抱いてしまっていた。

『露天風呂…入ろうや』

もう露天風呂のお湯張りも
終わって居る頃だろうから
露天風呂に入ろうと言って来て。

そのまま直哉は
シャワールームに向かって行って
一花はその後を追いかけた。

直哉が移動しながら
着ている紬を脱ぎ捨てているので。
それを回収してキチンと畳んで
部屋のクローゼットの中に
収納する為のたとう紙が
置かれているのでそれに包んだ。

自分の着物も脱いで畳んで
襦袢だけになって襦袢を脱ぐと
シャワールームで
シャワーを浴びている直哉の元に
一花も合流する。

全身を綺麗に洗い流すと、
露天風呂に一緒に浸かった。

『ここ…開けて、
外の景色一緒に見よか…』

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