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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第14章 番外編 須磨シーワールド 前編

いつもと違う装いの…
直哉様のお姿に…どきどきと
自分の胸が騒がしくなっていて。

この…場所も…大人の…人が
ゆっくりお酒を楽しむ場所みたいで…
自分が…居るのが場違いな感じもするし
なんだかソワソワして落ち着かない…。

『毎日…あっこのピアノで
ジャズの生演奏やってるらしいで?』

神戸はジャズの街としても有名で、
日本で初めてジャズバンドが
結成された土地が…この神戸だ。
神戸の街のあちこちにジャズバーや
ジャズ喫茶があり。
多くのジャズイベントも開催されている。

この…お洒落な…ラウンジバーでは
スタインウェイのピアノ演奏だけでなく、
100種類以上のシングルモルト。
それからビンテージワインも味わえる。

豊富なアルコール類だけではなくて、
シガーソムリエもが厳選した
職人が1本1本手巻きしている
プレミアムシガーを嗜む事も出来る。


『1本吸うんに30分とか
1時間とか吸えるねん…。
普段煙草吸わへんけどな……、
こう言うの…好きな先生もおるし
ちょっとは知っとかなな、
そう言う話も出来へんやん?』

そう言いながら…キャビアを食べていて。

こっちに…ノンアルコールの
スパークリングワインが運ばれて来る。

一緒にミックスナッツと
前菜のプレートが運ばれて来たから。

コースは…ここからスタートの様だった。

『もう、飲んどいてあれやけど
乾杯しよか?一花ちゃん
先月はお疲れ様でしたやで?乾杯』

「あ、ありがとうございます…乾杯」

そうだ…ご褒美……
私が先月お琴の演奏を…
頑張ったからのご褒美だった…。

『一花ちゃんも…はよう
お酒…飲めるようになったらええのにな。
あ、内緒の話なんやけどな…?
17時半以降は…この店…
20歳以下は…入店禁止らしいねん』

内緒の話なと言って直哉が笑って居て。
通りで…こうお店の空気感が
上質の大人空間…って感じがするはずだ…。

本来は…自分がここに居てはダメな
そんな存在なのに…、ここに居て…。
直哉様と一緒に…ノンアルコールの
スパークリングワインを飲んでるはずなのに
アルコール…入ってないのに…
何だか…雰囲気に酔ってしまいそうだ。


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