この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第16章 番外編 ~水辺の離れ Calme~

そう言いながら
こっちの顎に後ろから
直哉様が手を添えて来て。
顎を手の上に乗せられてクイっと
後ろをその手に向かされる。

目を細めている…そのお顔は
満足そうな…表情に見えて。
近付いて来る顔に瞼を閉じた。

フッ…と…自分のおでこの辺りに
鼻で笑うような感じの息が掛かって。

来ると思ったキスが…来ないので
そっと…閉じた瞼を一花が開いた。

「あ…あの、…直哉様……」

キスをするんじゃないのかと
私はきっと不思議そうな顔を
直哉様に向けていたのだろう。

『…ちょっとな…自分が…
ここに来た時の事を…な、
ちょっと思い出しとっただけや…。
あの頃は…チンコの味も知らん
男ちゅーもんも知らん…、
ちゅーの1つも知らんかったのに…なぁ…。
キス待ち顔も…ぶっさいくに
ならんなったなぁ…思とってん』

そう言いながら…指先で
こっちの唇をなぞって来て
キスは…して貰えないのかと…
段々焦れったいような…そんな
気持ちになってしまって居て…。

『一花ちゃんから…してえや』

キスをこっちからして欲しいと
そんな風に言われてしまって。
振り向いた体勢で
自分の腕を…伸ばして
直哉の肩に絡めると自分から
唇を…直哉の唇に一花が重ねる。

『ちゅーすんの…好きなん?』

何だろうな…くすぐったい様な…、
鼓膜をくすぐって来る直哉様の
お声が…耳から甘さを感じてしまいそうな
そんな位に甘く響くのを感じていた。

「き…キスするのは…
きっ、…嫌いじゃない…です…」

『ちゃうやろ?そんな事
俺は…自分に聞いてへんねん。
ちゅー好きなんって聞いたんやで?』

嫌いじゃない…と言う返答が
お気に召さなかった様で
そんな風に問い返されてしまった。

「好き……です………」

『ほんだら…、こっちは?どうなん?』

そんな風に甘い声で…囁いて来て
ちゅっ…ちゅ…と頬の辺りに
キスを…直哉が落して来て。

こっちの手を…自分の…股間に…
導いて……その部分に…触れさせて来る。

『一花ちゃんは…、
俺のここはどうなん?好きなん?
好きなんは…ちゅーだけなん?』

そう…答えに…困ってしまう
そんな質問をされてしまって…。


/283ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ