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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第16章 番外編 ~水辺の離れ Calme~
「あああぁんんっ…っ、
あっ、あっ、ああぁああん!!」
ズルッと…中から舌が引き抜かれて
指をズブブッと沈めて来ると
反対の手でクリトリスを弄られて
外と中を一緒に刺激されて
またイってしまって居た。
『後ろの穴に…指入れながら…
チンコで…ズボズボしたるわな~』
ちょっといい子しててなと言いながら
こっちのお尻をよしよしと撫でて来て。
お尻を付き出した恥ずかしい姿勢のまま
直哉様が…コンドームを着けるのを
一花は…ぎゅっと自分の顔を
ベッドの布団の上に恥ずかしくなって
押し付けながら…待っていて……。
避妊とかってええやんええやんって
そんな風に言いそうな感じなのに
割と……意外に…ちゃんと…
直哉様は…避妊をして下さる…けど…。
『どないしたん?俺の顔に
何か付いとるん?そないな顔して
俺の顔見て…なんか気になるん?』
自分が思っている事を伝えると
ああと納得した風な顔をしていて。
『自分も知っとるやろうけど、
商売女…相手にしたるするからなぁ…。
後々…面倒な事になるかも知れへんやろ?
前におったんやって…、俺の子供
妊娠したって言うて来た妓がな…。
イズミが…DNA検査を…って
その妓に言うやら…検査したらしいけど
俺の子ちゃうかったらしいで?』
直哉様…に取り入って…
身体の関係を持って…
直哉様の妻の座を狙う女性は…
当然……舞妓さんや芸妓さんにも…
居るには…居る…んだ……。
予想は出来ていた…事だけど…、
本人の口から…聞くのは…ちょっと堪える…。
『まぁ…自分が考えとることは…
何となく…は…わからんでもないけどな…』
ピルを…飲めば…妊娠するのを
気にしないで…済むと思う…んだけど…。
コンドームをしてるとは言えど…
こんなにずっと…えっちな事してたら…
妊娠してしまわないかって…思わなくもない。
呪力のない…私が…、
そうなってしまうのは……と…
そんな考えがぐるぐると…頭を回る。
『挿れんで?』
ズブブブッ…っと後ろから
直哉のペニスが一花に差し込まれて。
自分の中を…押し広げてかき分けながら
中に…侵入して来るのを…感じる…。
「んはぁあぁっ、あぁあんっ……」
頭の中が…ぐちゃぐちゃだ……
考えたくても…考えらえれない…。