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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第16章 番外編 ~水辺の離れ Calme~

自分が…座っていた椅子から
一花が立ち上がると
直哉が寛いでいる、ラタンの
大きいカウチソファの所に移動する。

「失礼します…」

と直哉に断わりを入れて、
一花が直哉の身体に寄り添う様にして
寝るのに近い体勢でカウチソファに
深く腰を掛けて座ると。

空を見上げている直哉の視線の先の
同じ物を見ようとして自分の視線を向けた。

『星が…、ぎょうさん見えるなぁ…
ほら…あっこ…見えとんの
天の川…なんとちゃう?』

「天の川…??」

ほらあっこ…と直哉が
指を指している方角を見ると…。

確かに…それらしいものが見える。

「天の川ッ…、見たの…初めてですッ」

『俺も…初めてやで?』

「へ?」

ここの水辺の離れがええとこだと
言っていた位だから、
ここには…訪れた事があるはずなのに。
天の川を見て初めてだと言って来て。
その時は…一緒に居た
女の人と…ベッドの上で…
えっちな事するのが忙しかったから?と
そんな…事を一花が考えていると。

『一花ちゃんと、
一緒に…天の川見たん初めてやんか』

「…――ッ!!?」

不覚にも……そんな事を
不意打ちで言って来る
直哉様に……きゅん…としてしまった。

『もしかしてぇ、
…ドキドキしてしもとるん?』

「しっ、してませんっ…」

『…なら…確かめたろ』

そう言ってこっちの胸の上に
心臓の音を確かめる様にして
直哉が自分の耳を当てて来て。
その行動に…余計にドキドキしてしまう。

『ほら…、ドキドキしてるやん』

「心臓がどきどきしてるのは
普通です、ドキドキしてなかったら
死んじゃいますからっ……」

こっちの左胸に耳を押し付けながら
浴衣の上から…乳首を探すようにして
直哉様が爪でカリカリと
その辺りを引っ掻いて来て。

「やぁ…んんっ……ッ」

グイっと…浴衣の前を
開かれると…指でブラのカップを
直哉様が指で引き下げて来て。

ちゅ…っと…音を立てて
おっぱいの先にしゃぶりついて来る。

ちゅばっ…ちゅばッ…と
音をワザと大きく立てて
直哉がそこをしゃぶっていて。

「はぁ…あぁ…んッ…」


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