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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第3章 『私』のトリカゴ

『…っと…その前に…や…』

直哉に言われた通りに、
一花が座敷牢の中に
入ろうとした時に
後ろから直哉に呼び止められてしまって。

『一花ちゃんの…
下の…毛ぇでも…1本…
お守りに…貰っとこか…
処女の…下の毛は…、
弾に当たらん…言うて…
お守りに重宝されてたらしいで?』

座敷牢の…木の格子に…
背中を預けたまま…で…
着物の裾を開いて来て、
一花の…足の間に…
直哉が顔を入れて来て。

その部分に…顔を埋めて来る…。

処女の陰毛は…、まだ一度も
玉に当たった事がないから
鉄砲の…弾に当たらないって…
そんな語呂合わせ…から、
戦地に赴く兵士が…
好んでお守りにしたらしい…。

『今日は…そない大層な
仕事やないさかい…、
夕方には…戻れんで?
お土産…ぎょうさん…買うて来るから
その間…、ここでええ子して
大人しゅう…しとってな?』

と…私に…対してじゃなくて、
私の…股間の辺りに…
直哉様が…そう…言って居るみたいで。
いいこいいこ…と…土手を撫でて来る。

昨日の夜に…直哉様…に…、
クリトリスを…舌で舐められて
今まで自分の指で…
イッた…事はあっても…
ここを誰かに舐められたのは…
昨日されたのが初めての経験で…。

『ん~?…何や…こっから
やらしい…匂いが…してんで?
もしかしてぇ…、昨日の…あれ
思い出して…もーたんかいな…。
ホンマに…一花ちゃんは、
しゃーない…身体しとんなぁ…』

ぬる…っと…直哉の舌が…
一花の陰列をなぞって来て。
びくん…と…一花の
身体が…跳ねる…。

「んん…っ……」

『ほら…目…閉じとらんと…、
目…開けて…見ててみぃや。
今…自分が…、俺に何されとんのか…』


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