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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第4章 直哉様のお土産

シュルシュルと…衣擦れの
音をさせながら…、一花が
自分の着物を脱いでいると。

『…ええな…、
その音…そそられるわ…』

そう言って…こっちが、
着物を脱いでいる音を聞いて
その目を細めていた。

こっちも…全部…
着ていた物を脱ぐと…。
手ぬぐいで…前を隠して
直哉に続いて浴室に入った。

「お身体…洗わせて…頂きます…」

『ん?自分が…俺の身体
洗ってくれるんかいな…。
まぁ…仕事して…疲れとるし…
ほな…、お任せ…しよか…?』

こっちが…ボディソープを泡立てて
もこもこの泡で直哉の身体を
丁寧に…洗って居ると。
直哉…その人は…何かを
考えているみたいで…。

『そうやなぁ…、今度風呂用の
マットでも…取りよせたろ…』

「お風呂…の…マット…ですか?」

直哉が言って居る
お風呂のマットの意味が分からず
今の…下に敷いてある
すのこ…では…ダメなのだろうか?

「まだ…すのこ…使えそうですが…」

そう言って自分の足元の
今自分が居るすのこを
一花がじっと見ていて。

『…ちゃうちゃう…、
そう言うんやなくて。
ここで…一花ちゃんと色々して
遊んだりする為のマットな…。
あるやろ?そう言う…
やらしーサービスしてくれる風呂屋に』

自分の好みに…仕込むとは…
言ってはいたには…居たけど…。
この人は…私と…お風呂場で
ソープランド…ごっこをして…
遊んだりしようかと…
身体を洗われながら考えていた様で。

「それは…直哉様の…
お望みで…ありましたら…」

背中を流し終えて…
前の方も…洗って居ると。

『なら…考えとくわ…
…なぁ…、一花ちゃん。
当然…アンタのその手ぇで
俺の…チンコもキレイキレイして
洗ってくれるんやんな?』


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