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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第4章 直哉様のお土産

ビクッと…お仕置きと言う言葉に
一花が反応して直哉の陰茎を
扱いていた手の動きを止めた。

『そうそう……、
分かれば、それでええねん。
一花ちゃんは、ええ子やねんから、
ちゃんと…俺の言う事聞いとき』

よしよしと…その手に
ちょっと乱暴な感じに…
頭を撫でられてしまって…。

でも…出す物を出さないと
色々と中途半端…なんじゃと…。
そんな風に…一花が思って居ると…。

『勘違い…したらあかんで?
自分のここでの仕事はな…
俺のチンコスッキリさせる事やないねん』

そうだ……それが…
仕事なんだったら…私が…
この屋敷に来た当日でも
翌日でも…抱かれているはずだ…。

使用人は間に合ってる…。

そして夜の相手…でもない…。

『一花ちゃんの仕事はな、
仕事で疲れて帰って来た俺を
癒やす事やねん…で?
自分は俺の愛玩用やで…?俺は…
一花ちゃんを愛でて可愛がるねん』

愛玩用……と…言う言葉が出て来て。

自分が…ここに来た時に…

着せられた…あの…

高価すぎる…着物も…

使用人が食べるには…相応しくない

主である…直哉様と同じ内容の食事も…。

毎日のお仕事になりつつある…

膝枕も……、

じゃあ…今

こうして…一緒に…

お風呂に入って居るのも…?

愛玩用……だから…って事?

愛玩…って言う…言葉の意味は…

愛でて…可愛がること…

それから…遊び相手にする事…。

『風呂…上がったら…
一緒に色々して遊ぼな…?
お土産…ようさんあるで?』

愛玩と言う…言葉は…、

人間に対して使う言葉じゃない…。

人間からしたら…もっと弱い…

存在に…対して…使う言葉…。

小さな動物とか…、

オモチャ…に対して使う言葉…。

そうか…『私』は…

この人の…オモチャ…だったんだ…。

オモチャ…じゃなかったら…

ペット……みたいな…モノなんだ…。

……彼からすれば…直哉様からすれば

何の…呪力も…持たない私は…、

そんなもの……でしか…ない…んだ…。


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