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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第4章 直哉様のお土産


『身体…洗ったら…
ほら、こっちおいでぇな
一緒に風呂浸かろ?』

今までの…直哉様の行動を
思い返してみれば…、
私が…この人に…直哉様に
飼われいてる…と…理解すれば…。

直哉様の私への態度だとか…が
全て…納得出来てしまったので。

ガシガシと…自分の身体を洗って
一花が泡を流すと、
直哉と一緒に湯船に浸かった。

『そんな身体の雑い洗い方したら
一花ちゃんのキレイな肌が
真っ赤になってまうで?
な、なぁ…さっき…俺が
しとるん止めたから怒っとんの?
なぁ、一花ちゃ~ん、
ご機嫌直してぇやぁ~。
あ…そやそや…あの箱…分かった?』

あの箱と言う言葉が
直哉の口から出て来て
一花は金平糖を思い出した。

「金平糖…、座敷牢の中に
置いて来ちゃった…!」

大きな声を出してしまって
ハッとして…、慌てて自分の口を
一花が自分の手で塞いだ。

『金平糖…気に入ってくれたん?
また…ええのんあったら
一花ちゃんに…買うて来るわ』

「あの…、あの箱みたいな…箱…は…」

『ああ、あれ?
寄木細工の秘密箱言うねん。
あれより…もっと…難しいのあんで?
今度…の時に…用意したるわ』

「座敷牢じゃないと…ダメ…なんですか?」

『まぁ……屋敷ん中の
どこに居ったとしても
外から鍵…掛けられる…けど…。
アソコが嫌や言うんやったら、
裏の…離れ…でも…ええよ?』

「逃たりしません…よ…?」

『逃げるとか…逃げへんとかで…
そないしとるんや…あらへんで?
ある意味…アソコが…ここじゃ
一番…安全な…場所…やからな…。
まぁ…知らん方が…ええ事もあるしな…。
さ、…そろそろ上がろか…?
のぼせてまいそうやわ…俺』

直哉様が…屋敷に居る時間は…
私は…自由にしていても良いが…。
仕事で屋敷を離れる時は…、
私は…あの屋敷牢で過ごす様にと
そう…意味深な…言葉と共に…
言われてしまって…。

納得が…出来ないままで…
そのまま浴室を後にして…。
用意された…ラフな着物に
一花は自分の袖を通した。


『ほな…、錦鯉の間…に行こか…?』



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