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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第6章 もう1つのお土産
慌てて…一花がぎゅっと
自分の瞼を閉じると。
『……だからッ…、何で
普段そない可愛い顔しとんのに、
目ん玉瞑ったら、そんな自分
ぶっさいくな顔になんねんな?』
グリグリと…またしても
直哉の指で…眉間の皺を押されて
指アイロンで伸ばされてしまって。
「……な…、直哉様が…、
そうする時は…、そうしろって…」
『ぎゅ―――って瞑らんと、
そーっと目ぇ、瞑ってみ?』
そっと…目を閉じろと…
子供言い聞かせる様に、
直哉が一花に言って来て。
言われるままに…こっちは
そっと…目を閉じてるつもり…なのだが。
すっ…と直哉の気配が…
遠くなった感じがして…。
そろ~っと薄目を開けてみる。
『何で自分、チンコしゃぶれんのに
チューできへんねんっ、ふざけとんのか』
ペチン…と…今度は
額にデコピンをされてしまって。
ジンジンと疼く額を
一花が自分の手で押さえる。
「ひええっ…ごっ、ごめんなさいぃい」
『まぁ…ええわ…、明日は…
出掛けんなんのやし…、もう
今日は…遊んどらんと寝るで…。
ほら、自分もさっさと…その水
全部飲んでしもて、横になりいや…』
こっちが…動ける様になったからなのか
水の入ったグラスを強制的に
受け取らせて来て、飲む様に言われて。
ゴクゴクと…喉を鳴らしながら
一花がそのグラスの
水を全部飲み干す…。
『どうや…?一花ちゃん。
もう…身体の調子はなんともあらへんか?』
「はい…、もう…なんともなさそうです…
色々と…ご迷惑を…お掛けしまして…」
『そっちは…?』
直哉がそっちと指で
一花の股間の辺りを指さしつつ
そっちの具合はどうかと尋ねて来る。
「……まだ、ここに…
直哉様の指が…あるみたいな…
そんな…違和感みたいな感じがします…」
ちょっと…ジンジンと…
疼く様な…痛み…までは行かないけど
違和感…と言うか…、異物感が
自分のアソコの辺りに…感じる。