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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第7章 直哉様とお出掛け

と…、廊下に見えていた所に居たのは
1人だったので油断していたのだが。

廊下に出て…気が付いた。

3人…居た…。

そして…、今…私は…

この屋敷に初めて来た時…の…様に

3方向から…包囲された、

トライアングルフォーメーションのまま

浴室まで…連行…されている最中だ。

脱衣場に入ると、3人に…
このお屋敷に最初に来た時の様に
アッと言う間に…寝巻を脱がされてしまって。

全裸にされてしまう。

『それでは……一花様。
本日は…着付けは…我々の方で
させて頂きますので、こちらに
襦袢のみご用意を致します』

「着物は…自分で着つけ出来ますが…」

『直哉様のご意思に御座います。
一花様のご支度をお手伝いする様にと、
着付けと…化粧を…と…御髪を
整える様に…と…仰せつかっております』

「わ…わかりました…」

その…目が…有無を言わさないと
視線で言っていたので、
その言葉に…一花は
自分の首を縦に振った。

頭を洗って…、顔を洗って
自分の身体を洗って居ると…。
昨日の…お風呂場での…事を
思い出してしまって…
自分の身体が…変な意味で
熱くなって来るのを…感じる。

ブンブンと…一花が
自分の頭を左右に振って
浮かんで来た…昨日の記憶を振り払う。

そんな事…では…、アソコを
いくら綺麗に…洗っても…
ヌレヌレになってしまいそうだ。

一花が…入浴を済ませて、
脱衣場に…戻って…用意されていた
バスタオルで身体の水分を拭き取る。

用意されていた…襦袢の上に…、
黒い…何かが見えて…。

「これ…っ…」

昨日の直哉の言葉を思い出した。

お股の所に振動するのが付いた
えっちな…おパンツ…だ…。

これを…履いて…今日は…
お出掛けをしようと…言われてたんだった。

ぺろん…と…そのショーツの

左右の端を掴んで一花が広げた。

ショーツの内側には…
振動するオモチャが付いていて
ショーツにはマグネットで
しっかりと…固定されている。


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