この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第7章 直哉様とお出掛け

直哉の顔が…近付いて来て。

教えられたように…自分の瞼を閉じると。

ちゅ…っと…、自分の唇に

直哉様の唇が重なったのを感じて。


唇に唇が…重なっていた…

その……わずかな時間が…終わって…。

唇が…自分の唇から…離れていく…

その感覚を…感じた時に…。


思わず…自分でも…つい…反射的に

直哉様の袖を…掴んでしまって居た。

クスッ…と…笑い声が上から降って来て。

『ん~、何で一花ちゃんは、
俺の、そんなトコ掴んどんの?
もしかして…、俺と…
もっと…チューしときたかったん?』

カァアアアアッ……

今の自分の顔は…赤い金魚よりも
真っ赤になってるんじゃないかって。

そんな風に思う程に…、顔が熱くて。

『ホンマに…、一花ちゃんは
からかい甲斐があって、しゃーないわ。
顔…真っ赤やで?…一花』

いつもの…自分とか…アンタとか
そんな呼び方でも、
一花ちゃん…でも無くて
呼び捨てにされて呼ばれて…。

『そのまま…目、閉じとき…』

「……直哉…さ、…ンッ…」

こっちからの言葉を、
直哉が遮る様にして
口を人差し指で押さえられて
それ以上…言葉を紡げなくなる。

言葉を…奪った人差し指が
ツツツ…と私の唇をなぞって来て。

伏し目がちに…こちらの顔を見つめる
直哉様の…表情に……凄い…
…男性的な…色気…みたいなのを…
感じ取ってしまって……。

スッと…言われた通りに
一花は自分の瞼を閉じた。

自分の唇に…直哉様の唇が触れて。
ちゅ…ちゅ…と…触れては
離れて…、また触れては離れる。
数秒…ぐらいの短いキスを繰り返される。


/283ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ