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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第8章 先斗町のお茶屋

キスなんかよりも…もっと
恥ずかしい事を沢山
いつも…と言うか…毎日…
直哉にされているのは…嘘じゃない。

紛れもない…事実であり、
私の…お勤めなのだから仕方ない。

直哉様に自分のアソコを見せながら、
自分の手でソコを弄ったりするのも。

直哉様の…指や…舌や…、
オモチャ…とかで…イカされ
まくって喘がされている…のも…
私が…いつも…されている事だ…。

『えっちな事は…ええのに…、
なんや…チューは恥ずかしいんかいな。
もっと…見してん?自分が…
そないそないに…恥ずかしがるん…
もっと…見たい気分なってもーとる』

そう言いいながらこちらに
直哉が顔を近付けて来て。
キスの…予感を感じて…
一花が自分の瞼を閉じた。

ちゅ…っ…ちゅ…ッ…と、
繰り返される…数秒の…短いキス。

ぎゅっと…唇に唇を押し当てて
圧を掛ける様に…されるキス…。

スススッと…唇を唇でなぞる様に
滑らされて…される…キス…。

「んっ…、んんっ……はぁ…ぁん…」

はむ…っと…唇で…唇を
挟む様にして…食まれるキスに
ビクッと…身体が自然に跳ねていた。

ちゅ…っ、チュッ……

唇で唇を挟んで食まれるキスが、
少しずつ…唇を吸って
しゃぶる様な…キスに変わって来て。

直哉の手が…着物の上から
一花の乳房を弄って来る。

『なぁ、チュー…されんの…好きなん?』

「んんっ…、わ…分かりません…ッ」

『もっと…、して欲しそうやけどなぁ。
もっと、してって顔…しとんで?』

そう…熱い吐息混じりの声で
耳元で囁かれると…ゾクゾクと
背筋の辺りが震えるのを感じる。

『自分の手で…、ここ…開いてん?』

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