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きのうの夜は
第2章 情事
吉村とキスをしてから、身体の関係になるのにはそんなに時間は掛からなかった。
お好み焼きを食べに行ったその週末にまた吉村から社内メールが来たのだ。
「平井さん、今夜も一緒に飲みに行かないか?」
私は迷ったが、今ある現実から離れたかった。
なので、直ぐに返事を書いた。
「ええ、大丈夫です…」
「なら、また1階のロビーで待っててくれないか?」
「はい、分かりました…」
いつも私たちは課長の池崎などと何度も飲みに行っていたので、誰も私たちが二人だけで飲みに行くことを気にしてはいなかった。
それに、社内では私は結婚していて人妻だったのを誰もが知っていたのだ。
誰も、私が不倫をしようとは思ってもいなかったに違いない。
それくらいに私は品行方正に見えたのだろうか。
自分でもそれを考えると笑えて来るのだった。
この日、私たち二人は川崎に来ていた。
軽く、何かを食べて、飲んだと思う。
そして、川崎駅からそう遠くないところにあるラブホ街を歩いていた。
キスをしてからは、もう身体の関係になる事は暗黙の了解だったような気がする。
お互い少しだけ緊張していたのを覚えている。
ここのラブホ街はかなり大きな規模だった。
週末とあってどこも満室だったが、空いているホテルを見つけた。
そこに入ってゆく。
お好み焼きを食べに行ったその週末にまた吉村から社内メールが来たのだ。
「平井さん、今夜も一緒に飲みに行かないか?」
私は迷ったが、今ある現実から離れたかった。
なので、直ぐに返事を書いた。
「ええ、大丈夫です…」
「なら、また1階のロビーで待っててくれないか?」
「はい、分かりました…」
いつも私たちは課長の池崎などと何度も飲みに行っていたので、誰も私たちが二人だけで飲みに行くことを気にしてはいなかった。
それに、社内では私は結婚していて人妻だったのを誰もが知っていたのだ。
誰も、私が不倫をしようとは思ってもいなかったに違いない。
それくらいに私は品行方正に見えたのだろうか。
自分でもそれを考えると笑えて来るのだった。
この日、私たち二人は川崎に来ていた。
軽く、何かを食べて、飲んだと思う。
そして、川崎駅からそう遠くないところにあるラブホ街を歩いていた。
キスをしてからは、もう身体の関係になる事は暗黙の了解だったような気がする。
お互い少しだけ緊張していたのを覚えている。
ここのラブホ街はかなり大きな規模だった。
週末とあってどこも満室だったが、空いているホテルを見つけた。
そこに入ってゆく。