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パパ活無法地帯 いただき!リリィちゃん
第2章 第1話 未知との遭遇
そんな、普段と変わらない当たり前の日に……
「……! ごめんあんなちゃん、ちょっと別のお客さんが来たから失礼するね。すぐ戻って来るから」
「別のお客さんって何? そこの風俗嬢なんかより何倍もあなたに貢いできた私にそういう言い方する?」
突然無表情になったハヤトくんはいつの間にかお店に入ってきていた地味な格好の女性を見ていて、私はこの人がハヤトくんの同担のホステスさんだということをこの時点では知らなかった。
「富士さん、申し訳ありませんがあなたはこの店を出入り禁止になっているはずです。警察からも接近禁止命令が出ているのはご存知でしょう?」
「だから何? あたしとハヤトくんの関係を水商売の店長や国家権力ごときが阻めると思ってるの?」
「そんな理屈の通らないことを言うのはやめましょう。僕が謝って済むなら土下座でも何でもしますから、どうか他のお客さんに迷惑をかけるのだけはやめてください」
「っ……ふざけんじゃないわよ! あたしのものにならないならハヤトくんなんて要らない、死んじゃえっ!!」
懐から瞬時に刃物を取り出して振りかざした女性を見て、私の身体は咄嗟に動いた。
ハヤトくんを狙って突き出されたダガーナイフが私の胸を貫いたのはその数秒後で、私のつまらない22年間の人生はここに幕を閉じた。
「……! ごめんあんなちゃん、ちょっと別のお客さんが来たから失礼するね。すぐ戻って来るから」
「別のお客さんって何? そこの風俗嬢なんかより何倍もあなたに貢いできた私にそういう言い方する?」
突然無表情になったハヤトくんはいつの間にかお店に入ってきていた地味な格好の女性を見ていて、私はこの人がハヤトくんの同担のホステスさんだということをこの時点では知らなかった。
「富士さん、申し訳ありませんがあなたはこの店を出入り禁止になっているはずです。警察からも接近禁止命令が出ているのはご存知でしょう?」
「だから何? あたしとハヤトくんの関係を水商売の店長や国家権力ごときが阻めると思ってるの?」
「そんな理屈の通らないことを言うのはやめましょう。僕が謝って済むなら土下座でも何でもしますから、どうか他のお客さんに迷惑をかけるのだけはやめてください」
「っ……ふざけんじゃないわよ! あたしのものにならないならハヤトくんなんて要らない、死んじゃえっ!!」
懐から瞬時に刃物を取り出して振りかざした女性を見て、私の身体は咄嗟に動いた。
ハヤトくんを狙って突き出されたダガーナイフが私の胸を貫いたのはその数秒後で、私のつまらない22年間の人生はここに幕を閉じた。