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パパ活無法地帯 いただき!リリィちゃん
第3章 第2話 いただき作戦第一号 37歳億り人童貞おぢ クニオ登場
私は昔からクレーンゲームは得意で、こういう筐体の特徴は元々把握している。
自分で操作している間にクニオさんが最大限取りやすい所までうさぎを動かしていて、この機種は1000円以上を投入するとアームの力が強くなることも知っていた。
こうやってクニオさんに華を持たせてあげながらあざとい態度で好意を示すのが、新人パパ活女子リリィちゃんの戦術なのだった。
ゲームセンターで一しきり遊んだ時には既に夜の10時を回っていて、初回デートということもあるのでそろそろ解散しようかという雰囲気になっていた。
幸いインスタグラムをやっていたクニオさんとアカウントを交換すると、クニオさんは最後にリリィちゃんと素敵な写真を取りたいと言った。
「実はあのビルの屋上に観覧車があって、夜の11時まで乗れるんだよ。そこで夜景と一緒に写真を撮ってもいいかな?」
「夜の観覧車ですか? ちょっと怖いですけど全然いいですよ。よろしくお願いします」
本当ならパパ活女子はおぢと密室に入るべきではないけど、観覧車は短時間で終わるのでそれぐらいならいいかと思って私はそう返事をした。
クニオさんは今日は本当にありがとうねと言いながら私を12階建てのビルの屋上に案内して、そこでは赤い観覧車がゆっくりと回っていた。
自分で操作している間にクニオさんが最大限取りやすい所までうさぎを動かしていて、この機種は1000円以上を投入するとアームの力が強くなることも知っていた。
こうやってクニオさんに華を持たせてあげながらあざとい態度で好意を示すのが、新人パパ活女子リリィちゃんの戦術なのだった。
ゲームセンターで一しきり遊んだ時には既に夜の10時を回っていて、初回デートということもあるのでそろそろ解散しようかという雰囲気になっていた。
幸いインスタグラムをやっていたクニオさんとアカウントを交換すると、クニオさんは最後にリリィちゃんと素敵な写真を取りたいと言った。
「実はあのビルの屋上に観覧車があって、夜の11時まで乗れるんだよ。そこで夜景と一緒に写真を撮ってもいいかな?」
「夜の観覧車ですか? ちょっと怖いですけど全然いいですよ。よろしくお願いします」
本当ならパパ活女子はおぢと密室に入るべきではないけど、観覧車は短時間で終わるのでそれぐらいならいいかと思って私はそう返事をした。
クニオさんは今日は本当にありがとうねと言いながら私を12階建てのビルの屋上に案内して、そこでは赤い観覧車がゆっくりと回っていた。