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第96章 誓いの儀式

女性陣が何を企んでいるのかわからないまま、俺はソファーの後ろで服を脱いで美穂さんから渡されたパンツをはく……赤いメンズTバックだけの格好になる。

「似合っていますよ、誓いの儀式楽しみです」

西条さんは完全に野次馬的好奇心で面白がっているが、これは仕方ない……逆の立場だったら、俺もそうなる。

洗面室から美穂さんが出て来て俺に近付く。

「あ、これ忘れてました」

美穂さんが両面テープで俺の胸元に蝶ネクタイを貼り付ける……白い蝶ネクタイを貼り付ける。

「ほら、これで紅白です、おめでたいでしょう？」

美穂さんは満足そうな顔になるが、おめでたいというよりほぼコント……かなり恥ずかしい……。