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犯されたスイミングスクール
第2章 謎の男
 男は口元に不適な笑みを浮かべ、アオイを見た。
 そして、掴んでいた髪を離すと肩に手を置き優しく話しはじめる。

「ごめんね、アオイ君。ついカッとなっちゃって。でも、おじさんは怪しい人じゃないよ。
 おじさんは、日本水泳連盟の職員で彩先生に新しい練習メニューを教えに来ただけなんだ。
 だから、今からちょっと彩先生とお話しがあるから、ちょっとここで待っててね」

「……え、でも……っーーーーーー」

 反論しようとしたアオイは途中で言葉を止め音を発しなくなった。
 彩も呼吸をしていない。
 プールの音を消えている。
  
 男のスマホ画面には「時間停止」の文字。

「よし。じゃあ、彩先生はかりていくから。
 アオイ君には後でとっておきのサプライズを用意してあげるからね。
 水泳よりも夢中になれることを」
 
 彩の前で、男はスマホを操作する。
 すると、彩の身体が動いた。

「さっ、彩ぴょん。今から二人でトレーニングだ♪
 彩ぴょんがおチンポの事しか考えられないドスケベ水泳インストラクターになれるまで、僕がしっかり指導して上げるからね♪」

「……はい、よろしくお願いします」

 男は彩の肩を抱きながら、水泳場から出ていった。
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