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ヒヤシンスの恋
第2章 薔薇の秘密
「え〜!?それでそのお隣の美青年の家政婦をすることになったわけ?」
パソコン画面の向こうで有紀子が驚いたように声を上げる。
夜なのに、完璧なメイクをして高価そうな黒いノースリーブワンピースを着ている。
…夜中のzoom。
お互いビールやワインを片手に雑談するのが最近の二人の習慣になっていた。
ソウルは時差がないから良いなと思う。
「…家政婦…ていうか、食事作りだけなんだけどね」
…昨日の尊文の提案を思い出す。
『家政婦と言っても掃除と洗濯は業者を頼んでいるので、食事だけ作りに来ていただけませんか?
…弟は食事が口に合わないと2度とその人の料理を食べません。
今までの家政婦は皆クビにしてしまい、困っていたのです。
外食やケータリングばかりでは栄養が偏りますのでね。
私も忙しいからそうそうこちらに立ち寄れません。
羽村さんはお隣だし…どうやら染布も気に入ったようですし…。
…ピアノの生徒、合格したの貴女だけですよ』
パソコン画面の向こうで有紀子が驚いたように声を上げる。
夜なのに、完璧なメイクをして高価そうな黒いノースリーブワンピースを着ている。
…夜中のzoom。
お互いビールやワインを片手に雑談するのが最近の二人の習慣になっていた。
ソウルは時差がないから良いなと思う。
「…家政婦…ていうか、食事作りだけなんだけどね」
…昨日の尊文の提案を思い出す。
『家政婦と言っても掃除と洗濯は業者を頼んでいるので、食事だけ作りに来ていただけませんか?
…弟は食事が口に合わないと2度とその人の料理を食べません。
今までの家政婦は皆クビにしてしまい、困っていたのです。
外食やケータリングばかりでは栄養が偏りますのでね。
私も忙しいからそうそうこちらに立ち寄れません。
羽村さんはお隣だし…どうやら染布も気に入ったようですし…。
…ピアノの生徒、合格したの貴女だけですよ』