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ヒヤシンスの恋
第2章 薔薇の秘密
「へえ〜!すっごい太っ腹なお兄ちゃんだねえ。
若いのにかなりな金持ちだね。
さすが不動産持ちは強いね」
…てかさ…
有紀子はワインを一口飲むと、頬杖をついた。
「弟は天使みたいな美青年でお兄ちゃんはルーブル美術館みたいな端正なイケメン?
しかも日給2万円の家政婦バイト?
何それ。
菫、めっちゃ楽しそうじゃない。
うらやま〜」
「…人ごとだと思って…」
菫も缶ビールをぐびりと飲む。
「でもさ、好きなんでしょ?
その天使みたいな美青年。
ピアノのセンセ」
画面の有紀子がにんまりと笑う。
「…す、好き…っていうか…貌を見るとドキドキしちゃって上手く喋れないし…よく…分からないよ…。
ただ…気がつくと一日中、染布先生のこと考えちゃうだけ…。
なんであんなに綺麗なのかなあ…とか、先生は何が好きかなあ…とか、今何してるのかなあ…とか」
若いのにかなりな金持ちだね。
さすが不動産持ちは強いね」
…てかさ…
有紀子はワインを一口飲むと、頬杖をついた。
「弟は天使みたいな美青年でお兄ちゃんはルーブル美術館みたいな端正なイケメン?
しかも日給2万円の家政婦バイト?
何それ。
菫、めっちゃ楽しそうじゃない。
うらやま〜」
「…人ごとだと思って…」
菫も缶ビールをぐびりと飲む。
「でもさ、好きなんでしょ?
その天使みたいな美青年。
ピアノのセンセ」
画面の有紀子がにんまりと笑う。
「…す、好き…っていうか…貌を見るとドキドキしちゃって上手く喋れないし…よく…分からないよ…。
ただ…気がつくと一日中、染布先生のこと考えちゃうだけ…。
なんであんなに綺麗なのかなあ…とか、先生は何が好きかなあ…とか、今何してるのかなあ…とか」