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溺れゆく調教の沼
第15章 広がる不安
もしかしたら、このままずっとここにいることになるのか。不安ばかりが募る。何度か犬と飼い主が通ったが、どれにも興味は示さない。そのうち、一匹が美稀のふたつ隣りの女の前で止まった。クーーン、クーーンと甘えたように鼻を鳴らす。
「この子が気に入ったの?じゃあ、仔犬訓練所に入れてみましょうか。」
美稀の担当とは違う白いスーツの女性が深くお辞儀をして女を連れて出て行った。隣の男はうなだれている。
美稀は、尿意に耐えきれなくてそれどころではなかった。
もう、ダメ!!
細かく震えながら、隅のトイレでオシッコをしてしまった。ジョボジョボと恥ずかしい音が響いた。し終えると、拭くことすらできないことに絶望を覚える。床にはペット用の防臭砂らしきものが敷き詰められているが、だからといってどうすれば良いのだろう。
何度か犬と飼い主が見下した顔で通り過ぎた。遠くでは、犬が心底嬉しそうに飼い主の乳首を舐めたりアソコを舐めたりしている。良い子ねと頭を撫でられ、尻尾を振っている。あの尻尾はどうなっているのだろう。そんな疑問がぼんやり頭に浮かぶ。
飼い主が男性性器のような形をしたものを犬に見せると犬は興奮してチンチンしながら吠えている。仰向けになり、おなかを飼い主に見せたところでれをあそこに入れられている。犬は体をくねくねさせて、クーーーーーーン!と昇天しているようだった。
遠くから見ていた美稀は、知らず知らずに腰を振っていた。
おしゃぶりの薬の効果で、おそらく美稀の秘部はかなり濡れているだろうと自覚はあった。
どこからともなく担当の女性が来ていて、美稀の向きを変えて上からそこを触った。
ンーー-!!!
触られて喜んでしまっていることに気づく間もなく女性は手を離した。
濡れ具合をチェックしただけなのだ。
アァ!止めないで!!と願っても伝えようがない。
「だいぶ濡れて色っぽい匂いに変わって来たわね。オシッコの匂いが邪魔だけど。」
我慢できずにしたことはばれている。
「おまえが夢見るようなね・・上品なご主人様たちがお前を何度もいかせながら調教してくれるような世界はまだまだ遠いのよ。」
どういうことなのだろう。
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