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溺れゆく調教の沼
第7章 到着
「さあ、着きましたよ。建物の外観も見られたくありませんので、玄関に入るまではこのままでお願いします。」そう言われて腕を抱えられ、ゆっくり車から降りて歩いた。ナンバーロックを解除する音が聞こえ、数歩歩くとさらにロックを外す音が聞こえた。ガチャリという重厚な音が鳴りドアが開いたようだった。そのまま建物の中に入ったようで右に数歩歩いたところでまたドアが開いた。
「さあ、どうぞ。」
アイマスクを外されまぶしさに目を細めていると、少し経って部屋がぼんやり見えてきた。狭いがホテルのような小綺麗な部屋だった。
「こちらはリラックスルームでございます。30分ほどこちらでリラックスしてください。シャワーも浴びておいた方が良いかと思います。メイクは今のようにナチュラルなままでお願いします。決して派手なメイク直しはしないでください。冷蔵庫に飲み物もございます。こちらの時計で10:15にお迎えに上がります。」
そう言って男性は出ていった。
そう言えば、喉が渇いている。冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しゴクゴクと飲む。シャワーを浴びてきたが汗臭いだろうか。何より、あそこが濡れてしまっている・・・。シャワーキャップをして体だけ洗うことにした。
シャワーを浴びて、言われたとおりのナチュラルメイクをしてちょうど服装を整えたころにさっきの男性が入ってきた。
「先に説明を致しますね。契約書の通り、これから帰るまでは命令に従っていただきます。よろしいですね?」
「はい」
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