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人見知り巨乳女子とロールキャベツ系整体師の恋
第3章 綾子は疼きを鎮めてもらう
「もうイッちゃったんですか?」
上から相原が覗き込んだ。
先ほどよりもより一層興味深そうな顔をして、綾子に覆いかぶさる形で、彼女の顔の両脇に手を置いた。
「処女なのに、そんなに早くイケるってすごいですよ」
近付いてくる彼の顔を拒否するように、綾子はサッと横を向き、片手で顔を隠した。
「…はぁ……はぁ…………
あの…………私……………」
「今のがイクってことです。
オーガズムは皆経験してることなので、恥ずかしがらなくて大丈夫ですよ」
相原は綾子の手をどけようとする。
「すみません、こんな……
私…帰ります………………」
綾子が起き上がろうとすると、相原は止めることなく自分も退き、施術台の横に立った。
「本当に……ごめんなさい…
あの………時間が……………」
ミニテーブルの上のデジタル時計を確認すると、19:30までの営業のはずが、すでに20:00を回っていた。
「全然、大丈夫ですよ。
もう閉めるだけだったので」
飄々とした様子で相原は後片付けをはじめ、施術台の下に仕舞っていた荷物かごを取り出した。
「あ、あと、重い荷物は片方の肩にばかりかけないで、両肩均等に使った方がいいですよ」
相原はそう言うと、先に会計の方に行ってますね、と施術室を後にした。
綾子は60分コースの金額を払いたいと申告したが、結局、30分コースの金額だけを払い、整体院をあとにした。
びしょびしょに濡れたショーツを替えたくて、足早に帰路についた。