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人見知り巨乳女子とロールキャベツ系整体師の恋
第7章 疼きを鎮めるための行為
綾子の股を湿らせたのは間違いなく大樹の施術行為であり、大樹は嬉しさと興奮で顔を赤らめた。
「これも、同じ生理現象だと思います
僕が治してあげてもいいですか?」
先ほどと同様の申し出をすると、施術台に膝をつき、今度は少し強引に彼女の肩を持った。
「真野さんって…
イッたことありますか?」
我ながらデリカシーのない質問だなと思いつつも訊いてみた。
またしても大樹の予想通り、綾子は「ない」と答えた。
大樹は、綾子が処女で、まだ男に身体を触られたことがない事を望んでいた。
かと言って自分が努力したところで、彼女と関係を持てるのかは分からないが。
「一回イクと楽になるかと…」
そう言うやいなや、大樹は興奮した息遣いを懸命に抑えつつ、綾子の胸を両手で揉んだ。
手のひら全体を使って揉んでみると、先ほど下から持ち上げて見たときとは異なる感触があった。
「んっ…………あっ………
待って……ください………」
心の準備ができていなかったであろう綾子は、サッと大樹の腕を掴んだ。
しかし彼女の白く細い腕は、好き勝手に動く大樹の腕を静止するに及ばない。
「あの!
こうされると…変になるんです…」
いやぁ…と、涙で潤んだ目で大樹を見上げる。
大樹は、
絶対押し倒さない…キスもしない…
と、無意識のうちに脳内で反芻していた。
「少し我慢してもらって、一度強い感覚が来るので、そのあとスッキリしますよ」
おざなりに説明し、夢中で綾子の胸を揉み続ける。
この病みつきになる行為を、自分以外に知ってる者はいるのだろうか。
大樹はもちろん童貞ではなかったし、むしろ、何人かの女性と娯楽的なセックスをした経験が何度もあった。
しかし綾子とのこの行為は、今までに経験したことのない別の何かのように、彼に快楽を与えた。
「んっ……んっ……んっ、あぁぁ…」
綾子の、小さく可愛らしい嬌声が部屋に響く。
このような状況でも、大樹が綾子にそれ以上の行為を強制しなかったのは、この時点ですでに綾子を大事に思う気持ちがあったからである。