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人見知り巨乳女子とロールキャベツ系整体師の恋
第2章 綾子は初めての整体を受ける

相原の手は、両手で綾子の腰回りを覆ってしまうくらい大きく、ほどよく硬く、謎の包容力があった。
う〜ん、とまた無意識に声が出そうになるが、すんでのところで止めた。
人生でおそらく初めてとなる整体の施術は、5日間のデスクワークを耐えた綾子の身体に、強い快感を与えた。
「…声、出しても大丈夫ですよ。僕以外誰もいないので」
相原は綾子の様子に気付き、フォローともいえる言葉をかける。
「あ、すみません………あっ……んぅ……」
気持ちいい〜、と言ってしまいたかったが、さすがにそこまでオープンにはなれず、心の中で悶えた。
「むしろ言ってもらった方が、僕としては嬉しいので」
相原のサービストークに追い討ちをかけられる。
「っ、はい……気持ちいい……です………」
綾子はあくまで平静を装っているつもりで、喘ぎ声と感想の中間のような発声が、意図せず卑猥に聞こえていることに気が付いていない。
相原は腰の施術を終えると、そのまま下肢に両手を移動させる。
彼の親指が脚の付け根の内側にグリッとめり込むと、反射のように綾子の身体はビクッと弾み、
「んっ」と声が出てしまった。
明らかに自分の顔が赤くなっていくことを感じ、横に向けていた顔を施術台の枕に突っ伏した。
綾子の施術着の半ズボンの、股の中心に濃い色のシミが広がっている。
そのことに相原はすぐに気付いたが、綾子本人は全く気が付いていなかった。
もともと綾子は自身の生理現象に無沈着だったし、今は股から染み出す粘液に気を配る余裕なんてなかった。
しかし、間もなくして、綾子は下腹部の違和感に気が付いた。
膀胱の少し上あたり、おそらく子宮があるであろう膣の奥が、ズクズクと疼くのだ。
尿意とは異なる、別のどうしようもない欲求が、むくむくと身体の中心で湧き出てくるようだった。
はぁ……はぁ……
なぜだか自分の心臓の音が速く大きく聞こえる。
ついさっきまで室内は肌寒いくらいだったのに、今は冷や汗のようにこめかみを汗がつたっている。

