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人見知り巨乳女子とロールキャベツ系整体師の恋
第2章 綾子は初めての整体を受ける

「あの…」
自身の身体の未知の変化に耐えきれず、思い切って相原に声をかけた。
「どうしました?」
相原はすぐに手を止め、痛かったですか?と、心配そうに訊いてきた。
「あ、い、痛いんじゃなくて……」
このまま続けられると、身体がおかしなことになりそうな気がしたので、とりあえず手を止めてもらいたかったのだが、声をかけた結果、真面目に整体を施してくれている彼を困惑させることになり、申し訳なさ半分、恥ずかしさ半分の綾子は、しどろもどろになりつつ、
「すみません、なんでもないです…」と再度枕に顔を突っ伏した。
「痛かったらすぐ言ってくださいね」
相原は気にしていない様子で再度施術に戻り、今度は肩揉みの要領で綾子の凝りをほぐしている。
「全然痛くないです……むしろ……」
「気持ちいいですか?」
綾子の言葉をさえぎり、相原は訊いてきた。
「…っ、はい、すごい……」
気持ちいいです、と続けたが、うつ伏せになっているせいで、ごもごもと声が籠もる。
「さっきはどうしましたか?」
相原は手を動かしながら声をかけてきた。
優しい彼の声に少し心を開いた綾子は、
「えっと…たぶん、気持ち良すぎて……
なんか、お腹がムズムズしちゃって……」と、正直に答えた。
「お腹がムズムズですか?」
相原は一瞬手を緩めたが、一秒も経たないうちに再度肩をほぐす作業に戻った。
「真野さん、すごく肩が凝ってますけど、普段はデスクワークか何かですか?」
「はい……、んっ……………
し、仕事が…経理なので……」
施術場所が下肢から肩に移動してからは、下腹部のムズムズは解消されたものの、なんだか相原の手には不思議な魔力があるようで、今度は胸の先端がジンジンと熱くなってきた。
「経理をされてるんですね。それは肩凝りますよね、色んな意味で」
相原に背中を触られれば触られるほど、綾子の乳首はジンジンとヒリついていき、腫れてしまっているのかと錯覚するくらいだった。
「次は、台に腰掛けてもらっていいですか?」
相原は、綾子の下半身にかけてあったブランケットを取り除き、畳んでミニテーブルに置いた。
綾子はアイマスクを外したが、なんとなく相原の顔を見ないように上半身を起こし、施術代を跨ぐ形で座った。
脚が床に付かずぷらぷらと宙ぶらりんとなり、少し不安定な状態となった。

