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人見知り巨乳女子とロールキャベツ系整体師の恋
第3章 綾子は疼きを鎮めてもらう



胸の痛みと、再度やってきた下腹部の違和感と、何より耐えがたい羞恥心で半泣きの綾子は、相原を見上げた。

「え…?」
"楽にしてあげられる"とは、薬でも処方してくれるのだろうか。

とりあえずされるがままに相原の正面に座ったが、顔は横にそむけ、頬にかかる髪の毛で火照りが隠れていることを願った。


「えっと…
たぶん生理とかじゃない気が…」

相原は優しく綾子の胸の前で組まれた腕をほどき、後ろに手を付かせた。
ツンッと主張する乳首の存在が居た堪れなくて、綾子はぎゅっと目を瞑った。


「乳首が痛いんですか?」
相原は綾子の施術着の裾を捲ろうとし、素肌が見える寸前で手を止めた。

「あの…嫌だったらすぐ言って欲しいんですけど、見てみてもいいですか?」

綾子は、ブンブンブン、と首を横に振った。
コンプレックスの一つを、今日初めて会った異性に見せるくらいなら死んだ方がマシだった。

「ですよね」
と相原は手を下ろし、数秒考え込んだ。
そしておもむろに、綾子の施術着の上から右胸を包み込むように触れた。


んぅっ

ジンジンジン、と乳首の鈍痛がひどくなる。
それと同時に、パンツにじわぁっと水分が広がるのを感じた。

ハッとした綾子は、そっと股の間に触れると、ぬめっとした液体が施術着を通して広がっているのが分かった。

「!」
思わず相原の方を見ると、彼も綾子の股のシミを視てから、綾子に視線を戻した。


「あー…
これも、同じ生理現象だと思います」
なぜか相原も顔を赤らめながら、気まずそうに言った。

「僕が治してあげてもいいですか?」
先ほどと同じ趣旨の質問をすると、施術台に膝をつき、綾子の両肩を持って視線を合わせに来た。



半ば投げやりな気分で、綾子はコクン、と頷いた。
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