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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第21章 制服で悪戯
叔父が痴漢をしたことがあったのかどうかは、わからないけど、私は高校時代、電車通学をしていたので、都営地下鉄で痴漢に遭うことは、日常茶飯事とまでは言わないけど、経験があったので、

「叔父さん。そんなに急がないの。痴漢ってだいたいは、後ろにいるから。そんな、正面から抱き着いてくる痴漢はいないわ」

と、叔父に後ろに回るように話すと、

「そういうものなのか?茉莉ちゃんは痴漢に遭ったことがあるのかい?」

と、訊いたわ。

「あるわよ。高校時代は都営地下鉄で通学だったから」

と、笑うと、

「大変だったのだね」

と、あまり同情している風でもなく、笑っている叔父。確かに、そんなに深刻な痴漢行為を受けた記憶はなかったわ。後ろに回って身体を寄せる叔父。

「そう。そんな感じで、手の甲をスカートの上からお尻に押し付ける感じ」

と、私が説明すると、同じようにする叔父。

「緊張するね」

と、話す叔父。そして、喉が渇いたのか、喉を鳴らして唾液を飲み込む叔父。もしかしたら、本当に痴漢をしているくらい緊張しているのかしら?って思うほどの雰囲気で、私も本当に痴漢されているくらいの感覚だったわ。と言っても、場所は、以前の家の畳の上なのだけど。

「柔らかいね」

と、私の耳元で囁く叔父。手の甲が当たって、押し付けながら、微かに上下に動く感じがリアリティがあったわ。

「そう、そんな感じで、お尻の質感を楽しむの」

と、私が言うと、叔父が、

「茉莉ちゃんのお尻、こうやってスカートの上から、手の甲で撫でると、弾力があって気持ちいいよ」

と、話した。

「そこから、ゆっくりとスカートを手の甲で押し上げて」

と、私が話すと、言われたように、手の甲を押し当てながら、その手を腰の方まで上げていく叔父。

「そうしたら、スカートがめくれて、ショーツが見えない?」

と、私が訊くと、

「見えるよ。淡い水色が」

と、答える叔父。

「ショーツを今度は、手の甲で撫でてみて」

と、私が言うと、言われたように叔父の手の甲がショーツのお尻の辺りを撫でたわ。

「そう、なんとなく、痴漢された時のことを思い出しそう」

と、私が話すと、

「ショーツの感触がゾクゾクするよ。こんな経験は初めてだ」

と、叔父の声が耳元で聞こえた。
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