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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第12章 初体験
私は、美里叔母さんのリザーブシートだった助手席に乗せていただいて、車は走り出した。京葉道路から首都高を走り、東北道を軽快に飛ばす車。

叔父の口からは初体験に関することは、まったく聞かれず、旅程の話だけ。

日光東照宮や、江戸ワンダーランド日光江戸村、東武ワールドスクウェア、鬼怒川温泉についてからの予定。

ロープウェイで「おさるの山」に行くことや、バウムクーヘンの美味しい店のことなど、話しながら、あっという間に着いた日光東照宮。家を出てから2時間ちょっと。

歴史とか文化財とかには疎い私に、いろいろと説明してくれる叔父。

三猿が四猿だとか、サルたちの由来など教えてくれる叔父。以前に抱いていた難しい性格というイメージは完全に払拭されていった。

日光東照宮の次は、日光江戸村。そこで、着物に着替えた。嬉しがりの私は、お姫様の着物に着替えて、侍の姿に着替えた叔父を連れて、江戸時代の街並みを楽しんだ。

着替えてから、食事処で、かき揚げせいろそばを食べて、泊まる予定のホテルがある鬼怒川温泉に。チェックインして、荷物を部屋に置いて、そこから出かけた。

ロープウェイに乗って「おさるの山」を散策。ロープウェイからの景色も、山の上からの景色も綺麗で、遠目に見える景色に見とれていました。おサルさんにも会えて、楽しい時間を叔父と過ごした。

年齢差はあっても、意外に楽しい時間。叔父はここでは話しや解説はなしで、景色を楽しむようにしてくれて、そういう配慮も嬉しかった。

ロープウェイで降りると、ホテルに戻り、段々、私は緊張してきたわ。

夕食の時間。この後、叔父と・・・。と思うと、ますます緊張する私。でも、そういう素振りを全く見せない叔父。ディナーバイキングで、楽しく取りに行く叔父と私。傍からは親子に見えていたかもしれない。落ち着いた雰囲気の叔父と、スィーツビッフェに浮かれる私。

多分、自分でも無意識に、緊張をほぐすために、浮かれていたのかもしれない。そんな私を優しく見守ってくれる叔父。

父を亡くして2年ちょっと。父を思い出すこともあったけど、父とは、そこまで親しくはなかった私。反抗期もあったかもしれないけど、それ以上に、父は忙しい人だったから、こういう時間はなかった。

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