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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第12章 初体験
「歯磨きもしていないのに、いきなりキスされてビックリしました。食べたものの味がしたのではないですか?」
と、訊くと、
「それも含めて、茉莉ちゃんの味ですよ」
と、微笑む叔父。私は立ち上がって、化粧ポーチを旅行用のカバンから取り出して、洗面で歯を磨いた。いくら、そう言われても、恥ずかしい。まして、これから・・・。
叔父もやってきて、歯を磨き始めた。2人並んで歯を磨くなんて、家族ともしたことがないことでした。
叔父と叔母は、そういう感じで一緒に並んで歯を磨いていたのかもしれないと思うと、おしどり夫婦って感じだったのかしらと思った私。
先に歯磨きが終わった叔父は和室の座卓の背もたれ椅子に座って、休んでいた。私も歯磨きを終えて、その体面の背もたれ椅子に座った。お茶が入れてあった。
「どうですか。本当に、これから、初体験をするということで、いいのですか?」
と、話す叔父。
「初めてなので緊張しています。でも、叔父さんとなら大丈夫かなって思っています」
と、答えると、
「kissが初体験ということは、いろいろ初体験のことが出てくると思いますが、どこまで経験するのがいいのかなって考えてしまいます」
と、微笑む叔父。
「私だからどうしたらいいかではなくて、美里叔母さんと、叔父さんがしていたようにしてください。私を美里叔母さんだと思って」
と、私は答えた。多分、叔父にとってそれが、最良だと思ったのと、不慣れなことを叔父にさせたくはかったこと。特別なことをしてもらって、これが普通だとは思いたくなかったので、夫婦生活を再現して欲しかったから。その方が、叔父も叔母との夫婦生活を再現できて、懐かしむことができると思ったから。
「そうですか。いいのかな。夫婦でもないのに、夫婦のような感じでして」
と、遠慮がちな叔父。
「はい。叔父さんと叔母さんしていたように、私にしてください」
と、私が話すと、
「たしかに、それしかしようがないかもしれない。僕は、妻以外と経験がないので、何が普通で何が普通でないのか、わからないんだ。だから、妻にしていたように、というのは、助かるよ」
と、叔父は、はにかんだ。妻以外を知らない夫だった叔父。素敵だと思ったわ。
と、訊くと、
「それも含めて、茉莉ちゃんの味ですよ」
と、微笑む叔父。私は立ち上がって、化粧ポーチを旅行用のカバンから取り出して、洗面で歯を磨いた。いくら、そう言われても、恥ずかしい。まして、これから・・・。
叔父もやってきて、歯を磨き始めた。2人並んで歯を磨くなんて、家族ともしたことがないことでした。
叔父と叔母は、そういう感じで一緒に並んで歯を磨いていたのかもしれないと思うと、おしどり夫婦って感じだったのかしらと思った私。
先に歯磨きが終わった叔父は和室の座卓の背もたれ椅子に座って、休んでいた。私も歯磨きを終えて、その体面の背もたれ椅子に座った。お茶が入れてあった。
「どうですか。本当に、これから、初体験をするということで、いいのですか?」
と、話す叔父。
「初めてなので緊張しています。でも、叔父さんとなら大丈夫かなって思っています」
と、答えると、
「kissが初体験ということは、いろいろ初体験のことが出てくると思いますが、どこまで経験するのがいいのかなって考えてしまいます」
と、微笑む叔父。
「私だからどうしたらいいかではなくて、美里叔母さんと、叔父さんがしていたようにしてください。私を美里叔母さんだと思って」
と、私は答えた。多分、叔父にとってそれが、最良だと思ったのと、不慣れなことを叔父にさせたくはかったこと。特別なことをしてもらって、これが普通だとは思いたくなかったので、夫婦生活を再現して欲しかったから。その方が、叔父も叔母との夫婦生活を再現できて、懐かしむことができると思ったから。
「そうですか。いいのかな。夫婦でもないのに、夫婦のような感じでして」
と、遠慮がちな叔父。
「はい。叔父さんと叔母さんしていたように、私にしてください」
と、私が話すと、
「たしかに、それしかしようがないかもしれない。僕は、妻以外と経験がないので、何が普通で何が普通でないのか、わからないんだ。だから、妻にしていたように、というのは、助かるよ」
と、叔父は、はにかんだ。妻以外を知らない夫だった叔父。素敵だと思ったわ。