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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第13章 余韻と反省会
「『めいき』ってなに?」

と、訊き返した私。

「そう。名前の『名』にうつわと書くんだ。女性器、男性器というけど、『器』という字はうつわだろ。男性でも女性でも、相手を気持ちよくさせることができる性器は『名器』と呼ぶんだよ」

と、説明してくれた叔父。

「そんな言葉があるのですね」

と、私が答えると、

「ま、俗な言い方だけどね。重要なのは、相性なのだと思うよ。僕は、ここが長いらしい。日本人の平均は12cmからプラスαくらいだと言われているからね。それでも、十分なのに、ここまで長くなると、合う人が少ないのも事実らしい。美里も、女性の平均よりは深い感じだったけど、それでも半分くらい入ればいいほうだった」

と、話す叔父。そうなのね・・・。これが普通ではないのね。

「深い女性は、なかなかオーガズムにならないからね。オーガズムを感じるパターンで多いのが、子宮膣部に男性器が当たることなのだけど、そこまで届かない男性だと、難しいだろ」

と、真面目に、笑いもせずに、話す叔父。

「片付けようか」

と、話を切り上げて、叔父が言った。確かに片付けた方がよさそう。私が座卓から降りると、見えたのは、座卓の上に大量にこぼれた私の膣分泌液というか、愛液というか、淫液。まるで、水たまりのように溜まっていた。水よりは粘りがあるのか、流れずに溜まっている感じ。叔父がトイレからトイレットペーパーを取ってきて、それらをふき取っていった。

「もう一度、風呂で洗っておいで」

と、叔父が言った。

「叔父さんも一緒に」

と、私は言って手を伸ばした。叔父は頷いて、その手を掴んで、

「茉莉ちゃん。今はあまりそこを洗わない方がいいよ。せっかく、奥の方で出せたから、洗い流したらダメだから。でも、時間が経ったから大丈夫かな?」

と、考えている感じの叔父。

着ていると言っても浴衣だけ。しかも、脱ぎ掛けという感じ。2人で、部屋付きの露天風呂の石の上で檜の椅子に座って身体を洗った。

「綺麗な肌をしているね」

と、叔父は私を見て言った。

「18歳ですから」

と、私は答えた。綺麗というより若いだけだと思ったから。

「僕は医師だから、若い子から年寄りまで見るけど、高校生でも大学生でも、ここまで、なかなか綺麗な肌を見ないよ」

と、話す叔父。
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