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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第13章 余韻と反省会
「茉莉ちゃんを殺して、美和さんを殺して、僕も死のう。すべてを終わらそうって思った。もう、これ以上、癌治療で痛みに苦しむ人を見るのは耐えられなかった。でも、寝ている茉莉ちゃんを見て、思いとどまったさ。見た瞬間は、恵里の最後の苦悶の表情。美里の形相を思い出した。モルヒネが切れたときのあの苦痛に耐える表情だけは、何とも言葉にできないが、茉莉ちゃんが、そんな風になるのを見たくなかった。だが、笑みを浮かべて寝ている茉莉ちゃんを見て、この子は、美里の過去。恵里の未来なのかもしれない。2人を守れなかったが、この子だけは守り抜きたいと、考えが変わった。この子のためなら、できる限りのことをしようと思った」

と、話す叔父。涙が頬を伝っていた。ふと見ると、さっきはあれほど勃起していた陰茎が萎れていた。

「そして、美和さんが帰ってきて、あの話になった。でも、できる限りというのは、こんなことではなかったのだけど。話の中で、これも、できる限りの一つなのかもしれない。生きたいという気力がわくなら。妊娠、出産、育児もいいのかもしれないと思った。だから、今日は、茉莉ちゃんの初体験の相手を務めたのだけど」

と、話して、次の言葉を躊躇う叔父。ここまで、赤裸々に話してきて、ここで躊躇うって、次には何があるの?と思ったわ。

「だけど?」

と、私は続きを催促した。

「いろいろ理由をつけて、義務だとか、責任だとか、思っていたけど、それは、自分を偽っていたのだとわかった。美里が、恵里がではなく、茉莉ちゃんに単に、欲情しているだけだってわかった。40歳になったのに、18歳になった茉莉ちゃんに欲情している。僕は単なる変態だとわかったのさ、今。茉莉ちゃんの裸を見ると、ほら」

と、言って、私を見つめる叔父。視線が私の身体を縦断する一瞬で、ビンッと勃起した叔父の陰茎。

「理由をつけて、言い訳をしても、結局、僕は、姪である茉莉ちゃんを女性として見ている。そういう卑しい男なのだと、わかった。まして、妻を亡くして2カ月しか経っていないのに、妻以外の女性とセックスをして、膣の中に精子をまき散らして、妊娠させようとしている。しかも、妻のときにはなかったくらいに興奮して、こんなにしている」

と、自分の陰茎を見る叔父。

「そうね。叔父さんって酷い人よね」

と、私は叔父に言った。
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