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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第16章 セックス談義
「うちの両親は、母が『マンネリ』というくらいだったから」
と、笑うと、叔父が、
「美和さんがそんなことを言っていたのかい?」
と、驚いたわ。
「だって、『夫婦の営みなんて、マンネリもいいところ。だから、2人目もできないのよ』と誰かに電話でぼやいていたから」
と、話すと、叔父が笑いだした。え?っと驚いていると、
「その電話の相手は、美里だよ。美里がそのセリフを言っていたよ。『克彦のところは、美和さんが言っていたけど、夫婦の営みが、マンネリで、2人目もできそうにないんだって』って言っていたからね」
と、説明してくれた叔父。なるほど。そういう話があったということは、美里さんに母が愚痴っていたのね。あの電話は、と納得できた私。
「でも、そういうことを話すということは、美里叔母さんと叔父さんはマンネリではなかったということ?」
と、私が訊くと、
「そうだね。美里がいろいろ積極的で、好奇心旺盛だったからか、いろいろ要望されて、それに応えていたからね」
と、苦笑いする叔父。というか、要望に応える叔父も凄いと思ったわ。妻の好奇心に合わせて、それに応じるなんて、そんな柔軟さが叔父にあるとは思えなかったから余計だったわ。でも、言われてみると、叔父は見かけほど頑なでもなかったし、意外に、柔軟さはあったから、応じられたのかもしれない。それに、美里叔母さんの要望が、叔父さんにとっても、魅力的だったのかもしれないと思ったわ。
「でも、要望に応えたということは、叔父さんにとっても、要望が魅力的だったからではないの?」
と、私が訊くと、
「そうだね。面白いと思うことや、確かに、そういう話は聞いたことはあるけど、一度、チャレンジしてみてもいいかなって思うような内容が多かったのは事実。あとは、美里が、応じないと拗ねるということもあったけど。美里が拗ねると大変なので、応じているという時もあったよ」
と、苦笑いする叔父。
「拗ねる?」
と、私が訊くと、
「そう、不貞寝したり、何もしたくないと言い出したり、家事放棄、育児放棄、いろいろあったから、あるころからは諦めて、美里が言い出したら、言うことを聞くようにしていたよ」
と、自嘲する叔父。でも、その横顔は思い出し笑いを堪える風だった。
と、笑うと、叔父が、
「美和さんがそんなことを言っていたのかい?」
と、驚いたわ。
「だって、『夫婦の営みなんて、マンネリもいいところ。だから、2人目もできないのよ』と誰かに電話でぼやいていたから」
と、話すと、叔父が笑いだした。え?っと驚いていると、
「その電話の相手は、美里だよ。美里がそのセリフを言っていたよ。『克彦のところは、美和さんが言っていたけど、夫婦の営みが、マンネリで、2人目もできそうにないんだって』って言っていたからね」
と、説明してくれた叔父。なるほど。そういう話があったということは、美里さんに母が愚痴っていたのね。あの電話は、と納得できた私。
「でも、そういうことを話すということは、美里叔母さんと叔父さんはマンネリではなかったということ?」
と、私が訊くと、
「そうだね。美里がいろいろ積極的で、好奇心旺盛だったからか、いろいろ要望されて、それに応えていたからね」
と、苦笑いする叔父。というか、要望に応える叔父も凄いと思ったわ。妻の好奇心に合わせて、それに応じるなんて、そんな柔軟さが叔父にあるとは思えなかったから余計だったわ。でも、言われてみると、叔父は見かけほど頑なでもなかったし、意外に、柔軟さはあったから、応じられたのかもしれない。それに、美里叔母さんの要望が、叔父さんにとっても、魅力的だったのかもしれないと思ったわ。
「でも、要望に応えたということは、叔父さんにとっても、要望が魅力的だったからではないの?」
と、私が訊くと、
「そうだね。面白いと思うことや、確かに、そういう話は聞いたことはあるけど、一度、チャレンジしてみてもいいかなって思うような内容が多かったのは事実。あとは、美里が、応じないと拗ねるということもあったけど。美里が拗ねると大変なので、応じているという時もあったよ」
と、苦笑いする叔父。
「拗ねる?」
と、私が訊くと、
「そう、不貞寝したり、何もしたくないと言い出したり、家事放棄、育児放棄、いろいろあったから、あるころからは諦めて、美里が言い出したら、言うことを聞くようにしていたよ」
と、自嘲する叔父。でも、その横顔は思い出し笑いを堪える風だった。