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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第17章 叔母への対抗心
「だったら、理由を知りたくない?」

と、私が話すと、さっきとは違う怪訝な顔になった。明らか、何を言い出すのか?という顔と、知っているのか?という顔。

「わかっているのか?」

と、叔父はその表情のまま、訊いた。

「わからないわ。でも、経験すれば、わかるかもしれない」

と、叔父に囁いた。叔父は、目を剥いて、

「バカなことをいうものではない。美里の願いだったから、あんなこともできたが、アレと同じことを茉莉ちゃんにはできないよ」

と、完全に拒絶する言葉と態度だった。私は叔父のいう『アレ』が気になった。

「『アレと同じこと』ってどんなことなの。教えてよ」

と、私は迫った。実際、『アレ』だけでは、どんなことなのか、皆目わからないから。叔父は、若干、アルコールが入ったからか、口が滑らかになった感じがしていたから、あえて、突っ込んだ私。期待通り、叔父は、口を滑らせて、『アレ』と濁しながらも、何かを話し始めていた。

「アレは、アレだよ」

と、言った叔父。

「なにそれ?俺だよ、俺みたいな」

と、私が茶化すと、ため息を吐いてから、

「いろいろありすぎて、どこから話していいものやら」

と、赤い顔をしている叔父。それは内容が恥ずかしい内容だからか、単にアルコールが回って赤い顔になっているのか、判別しがたい感じだったけど、

「そうだな。最初は、確か、『襲って欲しい』って言われた。意味が分からないって思った記憶がある。夫婦で『襲う』って?と思ったさ。確かに、最近は、夫婦でも合意がないと強姦になるとは聞いていたが、美里と僕との関係はそんな感じじゃなかったし、まして、美里が、『襲って欲しい』と言い出すなんて、そういうことではないとは分かったけど。そのあと、美里が言ったのは、『無理やりして』と言ったけど、それもね。なかなかイメージがわかなかった。美里がそのとき、僕に見せた動画があった。レイプシーンだった。こんな感じにセックスをしたいということだった。それに関しては、僕は断った。『レイプなんて犯罪行為は頼まれてもできない』って」

と、叔父は話した。わかる。叔父は暴力とは無縁。頼まれても、演技でもできそうにない。

「そうよね。叔父さんには、無理だわ。そういうキャラではないから」

と、私は同意したわ。
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