この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
未婚の母、桃宮茉莉32歳
第18章 緊縛事始
アルコールが回ってきたのか、いつもと少し様子が違う叔父。
「記念に残したほうがいいから。これは、茉莉ちゃんと僕の2人だけの秘密の記録だよ」
と、話し始めた叔父。
「でも、恥ずかしいから」
と、私が抵抗しても、
「その方が、もっと敏感になるよ。ありのままの茉莉ちゃんを記録しようね」
と、話す叔父。
「どうしても撮るの?」
と、訊くと、
「そう。撮るの」
と、選択の余地はないという感じの反応。
「やっぱり撮らないで」
と、強く言ったけど、
「ダメだよ。撮るんだよ。だいたい、その状態で止められないだろ。撮ると言ったら撮るんだ。こんな経験は2度とできないし、ないだろうからね」
と、1人で納得して、セットを終えた感じの叔父。
「もう、撮っているからね」
と、私を見た。顔が赤くて、息が少し乱れていて、アルコールが回っているからなのか、それとも、他の理由なのかわからないけど、いつもの叔父とは、さらに違うように感じた。さっきとも、違う感じ。特に、視線が、というか、酔うと目が座るとか聞くけど、こういう感じのことを指すのかなって私は思ったわ。それに、口調も違ってきていた。
「茉莉ちゃん。いい恰好だね。大事なところが丸見えだよ、フフフ」
と、笑う叔父。さっきまでのほほ笑む感じではなくて、明らかに笑っている感じだった。
洗い場の椅子に座って、私を見る叔父。視線がどんどん怪しい感じになってきた。明らかに酔っている感じ。
確かに、買ってきた日本酒は、部屋で飲んでいるときに、ほとんど飲み切っていた記憶があった。一升瓶ではなくて、小さめの4合瓶だったけど、500㎖のペットボトルよりは大きい感じだったから、700㎖以上はあったはず。
それを飲み切るのは、酒豪だった父でも、滅多になかったし、飲み切った時は泥酔していた記憶があった。それくらいの量を飲んだ叔父。
父は酒を飲むと気が大きくなる感じだった。叔父の場合、先日の際は、ビールを飲んで泣いていたけど、酒に強いのかどうかは、あまり知らなかった。そもそも、ビールを飲むイメージもさほどなかった叔父。
美里叔母さんが亡くなってから酒量が増えていたのかもしれない。
「記念に残したほうがいいから。これは、茉莉ちゃんと僕の2人だけの秘密の記録だよ」
と、話し始めた叔父。
「でも、恥ずかしいから」
と、私が抵抗しても、
「その方が、もっと敏感になるよ。ありのままの茉莉ちゃんを記録しようね」
と、話す叔父。
「どうしても撮るの?」
と、訊くと、
「そう。撮るの」
と、選択の余地はないという感じの反応。
「やっぱり撮らないで」
と、強く言ったけど、
「ダメだよ。撮るんだよ。だいたい、その状態で止められないだろ。撮ると言ったら撮るんだ。こんな経験は2度とできないし、ないだろうからね」
と、1人で納得して、セットを終えた感じの叔父。
「もう、撮っているからね」
と、私を見た。顔が赤くて、息が少し乱れていて、アルコールが回っているからなのか、それとも、他の理由なのかわからないけど、いつもの叔父とは、さらに違うように感じた。さっきとも、違う感じ。特に、視線が、というか、酔うと目が座るとか聞くけど、こういう感じのことを指すのかなって私は思ったわ。それに、口調も違ってきていた。
「茉莉ちゃん。いい恰好だね。大事なところが丸見えだよ、フフフ」
と、笑う叔父。さっきまでのほほ笑む感じではなくて、明らかに笑っている感じだった。
洗い場の椅子に座って、私を見る叔父。視線がどんどん怪しい感じになってきた。明らかに酔っている感じ。
確かに、買ってきた日本酒は、部屋で飲んでいるときに、ほとんど飲み切っていた記憶があった。一升瓶ではなくて、小さめの4合瓶だったけど、500㎖のペットボトルよりは大きい感じだったから、700㎖以上はあったはず。
それを飲み切るのは、酒豪だった父でも、滅多になかったし、飲み切った時は泥酔していた記憶があった。それくらいの量を飲んだ叔父。
父は酒を飲むと気が大きくなる感じだった。叔父の場合、先日の際は、ビールを飲んで泣いていたけど、酒に強いのかどうかは、あまり知らなかった。そもそも、ビールを飲むイメージもさほどなかった叔父。
美里叔母さんが亡くなってから酒量が増えていたのかもしれない。