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ふみふみ
第18章 再婚
「え?あー、そうね、行きましょう…」
そう言うとアタシとモモはお留守番になる。
アタシとモモはリビングの大きな掃き出し窓で日向ぼっこをして眠った。
その間、二人は買い物を愉しんでいる。
「健一さん、今夜は何が食べたい?」
「んー?そうだな、パスタでいいや…」
「パスタにもいろいろあるけど何パスタがいいの?」
「んー、とね、普通にボンゴレが食べたいなー?」
「えー、ボンゴレって普通じゃないわ…」
「そーなの?一番簡単なのはなに?」
「そーねー、やっぱりミートソースかしら?」
「えー、ミートソースはイヤだぁ…」
工藤はちょっと子供みたいなところがあった。
やはり、七海ちゃんよりも1歳年下だからだろうか。
「じゃ、ボンゴレにするわ…」
「えー?マジで?俺、嬉しいなぁ…」
そう言うと工藤は上機嫌にカートを押してゆく。
そこに七海ちゃんはアサリとニンニクと輪切り唐辛子にオリーブオイル、白ワインを入れてゆく。
工藤はお菓子なども好きだった。
なので、いつもポテチとかじゃがりことかをカートのカゴに入れてゆくのだ。
七海ちゃんはそれを見ても怒りはしなかった。
今夜の夕飯はこうしてボンゴレとサラダとコーンスープになった。
七海ちゃんは、とても幸せそうだ。