この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ふみふみ
第19章 病気

「倉木さんのお嬢さんですか?」
「はい、娘ですが…」

「ちょっとお話ししたい事がありますので一度病院に来て頂けませんか?」
「はい、分かりました」

そう言うと七海ちゃんは病院へと向かった。
そこで、担当医師からこう言われるのだ。

「お母さんの件ですが、ガンが再発したようです…」
「え?本当ですか?」

「はい、昨日検査をして分かったのですが…」
「それで、容態はどうなんですか?」

「それが、もうかなり進行している様なんです」
「そ、そんな…」

七海ちゃんは頭が真っ白になった。

「とても残念なのですが、お母さんの余命は1年くらいでしょう…」
「1年ですか?」

「はい、お母さんも精神的にかなり参っていて少し鬱状態なので毎日誰か傍にいてあげてください」

これを聞いて、七海ちゃんは自分が綾子と一緒にいようと決めたみたいだった。
七海ちゃんは、勤めていた小さな福祉機器を扱う会社をこの時退職することに決めたのだ。

会社の社長さんにこう言った。

「母の余命がもう僅かなので、傍にいてあげたいと思っています。大変申し訳ないのですが退職させて頂けますか…」

「そんな、事なら構わないよ。お母さんと一緒にいてあげなさい…」
「ありがとうございます…」

/146ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ