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ふみふみ
第4章 ケージ

そして、キッチンにいる七海ちゃんのジーンズをよじ登り、肩に腰かけて鳴いた。

「おチビちゃんは本当に元気がいいのね。それに、かなりのお転婆だわ…」

七海ちゃんはアタシにそう言うと少しため息をついていた。
女の子だからもう少しおっとりとしていて、大人しい子かと思っていた様だった。

でも、アタシは気が強くて、でも、ちょっとビビりで、活発な女の子だった。
アタシは七海ちゃんにお腹が減ったのでこう言ったのだ。

「(七海ちゃん、お腹空いたぁ…)」
「分かったわ、お腹が空いたのね、ご飯にしましょう…」

そう言うとアタシのご飯を用意してくれる。
アタシはそのご飯をワシワシと食べてゆく。

食べ終わると、満足して部屋の床に倒れるようにして眠ってしまう。
アタシは暫く、そのまま床で倒れて眠っていた。

この頃からだった。
七海ちゃんは、アタシの名前を考えている様だった。

でも、こういうのだ。

「おチビちゃんは、とてもお転婆よね、それに、気も強いわね…」

アタシはその通りだと思っていた。
尚も、七海ちゃんはこう言うのだ。

「どう見ても、おチビちゃんは女の子の様な名前を付けられないわね…」

でも、アタシは女の子だ。
男の子みたいな名前はやめて欲しいと思っていた。

「悩んじゃうわねぇ…」

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