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ふみふみ
第6章 避妊手術 ★
男の子はパイプカットしてしまうので日帰りでも可能のようだ。
けど、女の子はお腹にメスを入れるので日帰りでは無理らしい。
七海ちゃんはちょっと淋しさを感じたがアタシの為だと思いそれに同意したのだ。
「はい、泊りで大丈夫です」
「なら、水曜日に洗濯ネットに入れて連れてきてくださいね…」
「はい、分かりました」
こんな会話があってアタシは水曜日に動物病院に連れていかれる事になった。
水曜日当日…。
アタシは七海ちゃんに洗濯ネットに入れられた。
かなり不安で大きな声で鳴いた。
でも、七海ちゃんはアタシをキャリーケースに入れて部屋を出た。
奥津動物病院は歩いて10分くらいの所にあった。
病院のドアを開けて中に入る。
受付を済ませると名前が呼ばれたので診察室に入ってゆく。
「先生、お久しぶりです…」
「倉木さん、お久しぶりですね、今日はフミちゃんの避妊手術の件ですよね?」
「はい、連れてきましたのでお願いします…」
「なら、お預かりしますね、明日の夕方なら大丈夫ですから…」
「分かりました、よろしくお願いします…」
そう言うと七海ちゃんはアタシを奥津先生に預けて帰って行った。
アタシは動物病院が大嫌いだった。