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ふみふみ
第2章 誕生

そう言うと七海ちゃんは電話を切った。

何故、七海ちゃんは1か月したら見に行くと言ったかと言うと、子猫の目が開くのが2週間ほどだったからだ。

そこからヨチヨチ歩けるようになるまで、約3~4週間くらいかかる。
目も開いていないし歩くことのできない子猫を母猫から引き離す訳にはいかないと思ったらしい。

七海ちゃんは女の子の子猫が欲しかった。
実際に見て見なければ性別も分からないと思っていた。

何故、七海ちゃんは女の子が欲しかったかと言うと、女の子は何歳になっても可愛らしい顔をしていると思ったからだった。


1か月後…。
七海ちゃんは彼氏の智也と一緒に実家に来た。

「子猫はどこなの?」
「ここだよ、七海ちゃん」

真司が子猫たちの所に案内してくれた。
アタシとママと他の兄妹はケージの中に入れられていた。

そのケージを七海ちゃんは覗いてみてくる。
ママは七海ちゃんを見ても怒ったりしなかった。

七海ちゃんはアタシたちをケージの外に出して遊ばせてくれる。
アタシは嬉しくて弟や妹を追い掛け回してジャレていた。

その様子を七海ちゃんは見ている。
七海ちゃんはアタシの兄妹たちを1匹ずつ手で抱き上げて様子を見ていた。

トラ猫の弟は2匹共とても綺麗な茶トラでしっぽも長くて綺麗な子だった。
白猫ちゃんは本当に真っ白で綺麗だった。

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