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ふみふみ
第11章 里親
翌日、七海ちゃんのお仕事はお休みだった。
なので、1日中アタシと一緒にいてくれる。
今日の七海ちゃんも元気がなかった。
深く何かを考えている様だった。
そんな時でも細い棒を持ってきては、アタシと遊んでくれる。
アタシは細い棒の先端部分を追いかけて遊ぶのが好きだった。
その細い棒の先っぽは何か、虫みたいに感じたからだ。
七海ちゃんは棒を左右に激しく動かしてじゃらしてくれる。
アタシは嬉しくてその棒の先っぽを追いかけた。
七海ちゃんは、そのアタシの姿を見ると嬉しそうに笑う。
笑ってくれるとアタシも嬉しくなるのだった。
アタシは棒の先端を小さな肉球でバシバシと叩いてゆく。
その姿が面白いのか、七海ちゃんは喜んで笑ってくれる。
でも、七海ちゃんの目には泪が浮かんでいた。
アタシはこれからどうなるんだろう。
里子に出されるんだろうか。
七海ちゃんと離れるのはイヤだった。
そんなことを考えていると陽は傾き夕方になって来た。
七海ちゃんは夕飯を作り始めたけど食欲はなさそうだった。
「フミぃ、私余り食べたくないわ…」
そう言うとまたアタシを抱っこして抱きしめてくる。
アタシは嬉しくて喉を鳴らした。
なので、1日中アタシと一緒にいてくれる。
今日の七海ちゃんも元気がなかった。
深く何かを考えている様だった。
そんな時でも細い棒を持ってきては、アタシと遊んでくれる。
アタシは細い棒の先端部分を追いかけて遊ぶのが好きだった。
その細い棒の先っぽは何か、虫みたいに感じたからだ。
七海ちゃんは棒を左右に激しく動かしてじゃらしてくれる。
アタシは嬉しくてその棒の先っぽを追いかけた。
七海ちゃんは、そのアタシの姿を見ると嬉しそうに笑う。
笑ってくれるとアタシも嬉しくなるのだった。
アタシは棒の先端を小さな肉球でバシバシと叩いてゆく。
その姿が面白いのか、七海ちゃんは喜んで笑ってくれる。
でも、七海ちゃんの目には泪が浮かんでいた。
アタシはこれからどうなるんだろう。
里子に出されるんだろうか。
七海ちゃんと離れるのはイヤだった。
そんなことを考えていると陽は傾き夕方になって来た。
七海ちゃんは夕飯を作り始めたけど食欲はなさそうだった。
「フミぃ、私余り食べたくないわ…」
そう言うとまたアタシを抱っこして抱きしめてくる。
アタシは嬉しくて喉を鳴らした。